「ドラゴン桜2」監修・現役東大生が教える「スマホ」だからこそできる効率的な勉強法

子育て中の家庭が知っておきたい「スマホ利用のリスクとメリット」 #4 ~現役東大生・西岡壱誠さんに聞く、効率的なスマホ学習法~

カルペ・ディエム代表:西岡 壱誠

暗記や計算力にはアプリを活用

西岡さん:暗記や計算力をつけるために、アプリを使うのもおすすめです。少し前までは、暗記であれば単語帳を何周も読み返したり、計算も片っ端からドリルを解いていくというやり方が王道でした。

アプリが紙の単語帳や問題集と大きく異なるのは、できなかった問題や苦手な問題をAIが認識して繰り返し出題してくれることです。勉強を進めるうえで、得意な問題を繰り返し解くことより、苦手な問題を復習することのほうが大切です。

しかし自分が何を覚えていないか、どんな計算でつまずきやすいかは、意外と気づきにくいもの。それをAIが代替してくれることで、効率的に穴を埋めていくことができます。

間違えた問題はスマホで隙間時間に解き直し

──それは確かにアナログ学習にはない、デジタルならではのメリットですね。

西岡さん:もうひとつおすすめなのが、スクリーンショットや写真を活用するということです。間違えた問題や覚えていない単語などを写真に撮って一つのフォルダにまとめていき、隙間時間に見返すのです。解けた、覚えたと思えばデータを消します。

あるいは、わからないことがあって検索したら、そのページをスクショし、またひとつのフォルダにまとめていきます。こうしておくと、いつでもどこでも、ちょっとした時間に復習ができます。

ノートや教科書、参考書を常に持ち歩くのは大変ですが、スマホなら常に手元にありますよね。トイレの中、歯を磨くときなど、生活の中で定期的に見返す習慣をつけると、確実にスマホ学習が定着していくと思います。

特性を理解してChatGPTも有効活用

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