2026年中学入試ふりかえり 国語物語文出題作品と傾向を紹介〔中学受験専門塾講師が解説〕

大手進学塾の現役教室長akira先生が解説 ~2026年入試の国語出典トレンド最前線~

大手進学塾 現役教室長:akira

写真:アフロ
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中学受験の国語の入試問題には、「長編物語児童文学」が必ず出題されます。

そこで昨今の試験に出題される傾向について、2026年の入試で実際に取り上げられた作品をもとに、中学受験塾の教室長・akira先生に解説してもらいました。

未来の入試問題を書店で先取りする“宝探し”のコツをご紹介します。

(全1回)

2027年「中学入試」受験国語を最速予想! ※2026年6月25日公開

「読みやすい」「感情移入できる」「深く考えられる」の3つのポイント

中学受験塾の教室長をしています。akiraと申します。

いきなりですが、お子さんの中学受験を控える保護者の方へまずお伝えしたいのは、「2027年の入試問題は、もう書店に並んでいるかもしれません」ということ。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に2026年入試では発売から1~2年以内の新刊が数多く出題されました。最近の入試問題を見ていると、「少し前に話題になった作品」「書店で平積みされていた新刊」が、そのまま素材文として使われるケースが本当に増えています。

特に2026年を例に挙げますと、2025年1月~7月刊行の作品が集中していました。おそらく多くの学校の先生方は入試が終わった直後から夏休み前までの期間に何度も書店へ足を運び、「来年はどんな作品を出そうか」「今の子どもたちに何を読ませたいか」そんなことを考えながら、本を選んでいるのだと思います。

だからこそ、これから受験を迎えるご家庭におすすめしたいのが、「参考書コーナーではなく、児童書コーナーへ行くこと」。

YA(ヤングアダルト)小説、新刊コーナー、話題作の棚。そこに並んでいる本の中から、数冊が未来の入試問題になるかもしれません。そう思って眺めると、書店はちょっとした宝探しの場所に変わります。

さらに最近の物語文には、もうひとつ大きな特徴があります。それは、主人公が「小学生~高校生」の同世代であること。だから「読みやすい」「感情移入できる」「深く考えられる」わけです。

20年前の入試は名作文学が中心でした。しかし今は「子どもたちが自分ごととして考えられる作品」が求められています。

「この子はなぜこんな行動をしたのか」「この言葉にはどんな気持ちが込められているのか」を、深く考えられるかが大切になっています。

読書は、特別な才能が必要な勉強ではありません。今の物語に触れること自体が、いちばん自然な読解力トレーニングです。まずは一冊。書店で「なんだか気になる」と思った本を、ぜひ手に取ってみてください。その一冊が、来年の入試本番でお子さんを助けてくれるかもしれません。

それでは実際に2026年入試で出題された3つの作品を紹介していきます。

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