中学受験【親の伴走】 勉強方法を徹底解説 御三家・早慶進学8割以上の算数専門塾「フォトン算数クラブ」塾長 

フォトン算数クラブ・武井信達先生に聞く「中学受験の算数」 #1 ~算数が得意になる方法編~

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

中学受験の算数は差がつきやすい科目

──2024年2月に中学受験を終えた我が家も、不合格だった学校は算数の手応えがあまりよくなく、合格した学校は算数で力を発揮できたと息子が振り返っています。合否は算数の成否と一致していました。筆者の所感ですが、中学受験にとって算数の出来は合否を左右すると考えられます。

「フォトン算数クラブ」は、算数1科目を教える塾として、まずどのような理念とメソッドで教えられているのでしょうか?

武井信達先生(以下、武井先生):創業は2007年、私が1人で始めた塾です。その前から塾講師や家庭教師をしていて、算数が伸び悩むお子さんを、なんとしても志望校へ合格させるにはどうすべきかを考えては実践していました。

プロとして再現性のある方法を寝ても覚めても考えた結果、「先取り学習」と「徹底的な反復」を実践したところ、生徒の成績が爆発的に伸びたんです。それがのちのフォトン算数クラブ(以下、フォトン)の核になりました。

「フォトン算数クラブ」塾長・武井信達先生(左奥)。
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算数を得意にすること

──フォトンでは、大手塾の算数の、さらに1年先を先取りして授業が進んでいきますね。そして効果的なタイミングで少しずつ復習をしていくといいますが、私たちが家庭でも取り入れられるコツや学習法はありますでしょうか?

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