絵本の編集長が大予測! 2025年「だじゃれ絵本」が日本を救う!!

絵本・児童書売り場に並ぶのは「おやじギャグ」か? 知育につながる「ことば遊び」か?

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絵本にかかわる人たちにとっての年の瀬

今年1年、読者のみなさま、たいへんお世話になりました。

そしてこの時期、絵本を刊行する出版社で働く人々や書店の児童書コーナーの担当者、本の流通にかかわる人たちは、なんだかソワソワしてしまいます。私もその一人です。

それは、年末の風物詩となっている人気絵本のランキングが発表されるからです。

2024年12月27日、第17回MOE絵本屋さん大賞2024の結果が発表されました。

全国の絵本専門店や書店の児童書コーナーで働く書店員さんたちの投票によって、その年、もっともオススメしたい絵本を決める、「絵本界の本屋大賞」とも言える賞です。

こちらの結果をながめますと……あ! 共通点を発見!

ということで、講談社の絵本の編集部で編集長をつとめる私が、「2025年 こんな絵本がブレイクする!」ということで勝手にその傾向を占いました!

あくまで個人の見解です。あたたかな部屋で、ゆったりと優しい気持ちでお読みください。

第17回MOE絵本屋さん大賞2024の結果は?

さて、申し上げましたとおり、第17回MOE絵本屋さん大賞の結果が発表になりました。

こちらの賞の過去の受賞作をあげますと、第16回が『パンどろぼうとほっかほっカー』(柴田ケイコ/作)、第15回が『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/作)、第9回が『もう ぬげない』(ヨシタケシンスケ/作)……。

つまり、書店の絵本コーナーでよく見かけるベストセラーがひしめいています。

MOE絵本屋さん大賞とは、白泉社が刊行する絵本月刊誌「月刊MOE」が、全国の絵本専門店や書店の児童書担当者など、ふだんから絵本にたずさわっている人たち3000人を対象にアンケートをとり、その年のオススメ絵本をランキング形式で発表しているもので、その選考方法から、「絵本界における本屋大賞」と位置づける関係者も多くいます。

ということで、さっそく第17回のMOE絵本屋さん大賞2024の結果をお伝えしましょう!
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