
NHK『ダーウィンが来た!』も密着! 小学5年生のタコ研究家が「タコと人間は友達になれるか」を実験した!
絵本『あたまにのったタコ』発売特別企画 小学生タコ研究家・野中風玖くんインタビュー 後編
2026.06.12
リアリティがありながら、かわいらしいタコの描き方にも注目の本作。タコが大好きな小学生タコ研究家・野中風玖(のなか・ふく)くんは、『あたまにのったタコ』をどう読んだのでしょうか。
後編では、風玖くんが研究した「タコとコミュニケーションは取れるのか」について、絵本『あたまにのったタコ』を読んで感じたことをうかがいます。
タコとハイタッチがしたい!
野中風玖くん(以下、風玖くん):前編でお話ししましたが、タコはうれしいときはニコニコしたり、目の形が変わります。目の形が変わるってことは、感情があるってこと。それなら、タコとコミュニケーションが取れて、友達になれるんじゃないかと思いました。最終目標は、タコとハイタッチでした。
──ハイタッチ!? どんな方法でコミュニケーションを取ったのでしょう?
風玖くん:研究の相棒は、マダコの「うーちゃん」。僕がうーちゃんにとって危険な生きものではないと知ってもらうために、まずは僕が毎日ピンセットで餌をあげて、慣れてきたら手であげるようにしました。次に僕の顔を覚えてもらうために、毎日「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おやすみ」と声をかけて、うーちゃんに顔を見せました。家族に話すように、学校での出来事や今日の夜ごはんの話をしたこともあります。はじめは反応がなかったけれど、1ヵ月くらい経つと、僕の声がけにうーちゃんは手を伸ばすようになりました。
次は“心からの友達”になれるように、カラフルな積み木やボールで遊ぶことにしました。うーちゃんは好奇心旺盛なので、うーちゃんの好きな色や形のおもちゃで遊んだら、喜んでくれるんじゃないかって。水槽の中におもちゃを順番に入れると、興味のないものには知らんふりだったけれど、赤いボールには興味津々で、体で包み込んで蛸壺の中に入れようとしました。
うーちゃんは、きっとこのボールが好きだと思って、キャッチボールに挑戦してみました。僕が水中でボールを離すと、うーちゃんが吸盤で上手にボールをキャッチ。くるくる回して遊んでから、僕のほうへ優しく放ちました。しかも3往復も! すごくうれしかったです。
将来の夢はタコの研究者か飼育係
風玖くん:うーちゃんが僕を受け入れてくれたと感じたので、いよいよ最終目標のハイタッチに挑戦しました。まずは、水槽の前で両手を左右に動かすと、うーちゃんが近づいてきて僕の手に合わせてゆっくり動かしました。水槽越しでのハイタッチです。
うまくいったので、今度は水中にゆっくり手を入れてみました。すると、うーちゃんの腕が伸びてきて、僕の手のひらにタッチ。吸盤で引っ張るのではなく、優しくハイタッチができたんです! さらに握手もできて、うーちゃんの頭をなでることもできました。すごくビックリしたし、うれしかったです。ハイタッチができたのは、タコには「特定の人の顔を記憶する能力」「人を受け入れる能力」「人の動きをマネする能力」「繰り返し行う能力」があって、それを引き出せたからだと思います。
この研究結果をタコ研究の第一人者・琉球大学の池田譲教授に報告すると、「タコの知的側面や社会性を引き出す実験である」と言っていただきました。「再現性を確認することが重要。実験を繰り返してデータを増やすといい」とアドバイスをいただいたので、これからもタコの研究を続けていきたいです。
──素晴らしい研究でしたね。そんな風玖くんの夢は何でしょうか?
風玖くん:タコの研究者になって、タコと人とのコミュニケーションに関する研究をしたいです。タコは寝ている間に夢を見ている可能性があることがわかっているので、難しいかもしれないけれど、タコがどんな夢を見ているのかも研究したい。あとは、水族館のタコの飼育員さんもいいなと思っています。

























































































