※この記事は、講談社絵本通信(2019年11月)掲載の企画を再構成したものです。
こんにちは。絵本作家のえがしらみちこです。
もみじの葉っぱも赤くなって、だんだん冬に近づいていますね。
セーターはまだまだかな……と、思っていたのに急に寒くなったりするので慌てて冬支度をしています。
もみじの葉っぱも赤くなって、だんだん冬に近づいていますね。
セーターはまだまだかな……と、思っていたのに急に寒くなったりするので慌てて冬支度をしています。
イベントいっぱいの秋
「ハロウィンパレード」や「宿場町祭り」といった商店街のイベントに続き、「えほんやさん」では、ふわはねさんの絵本講座や、たかおゆうこさんのギャラリートーク、絵本セラピーや手芸のワークショップといったプチ講座など……気温も落ち着いてお出かけしやすい秋は、いろんな催しが目白押しでした。
それに加え私自身のワークショップ・講演会など、ちょっとイベント疲れしてきた今日この頃です。
でも、絵本に関心のある方たちが、お話しを聞いて「たのしかった~」「良かった!」と、満足そうな表情で帰られる様子を見ていると、また色々な企画をやりたいなぁという気持ちがムクムク出てきます。(なにより、私がトークを聞くのが好きなのです)
それに加え私自身のワークショップ・講演会など、ちょっとイベント疲れしてきた今日この頃です。
でも、絵本に関心のある方たちが、お話しを聞いて「たのしかった~」「良かった!」と、満足そうな表情で帰られる様子を見ていると、また色々な企画をやりたいなぁという気持ちがムクムク出てきます。(なにより、私がトークを聞くのが好きなのです)
毎回、トークイベントを開催する際に頭を悩ませているのが「集客」です。
早めに告知をして定員いっぱいに埋まっても当日キャンセルが続出し、かと言って1ヶ月前の告知だと少し遠方の方が予定を組みにくい……。
親子対象のワークショップでは、インフルエンザやノロウイルスなどの感染系の病気が流行ると一気にアウトになってしまいます。
ちなみに、三島市には家庭文庫やよみきかせボランティアの団体がいくつかあるのですが、「えほんやさん」のトークイベントには来ていただけていないようで……。
最初は「告知が伝わっていない?」と思い、チラシを作成して手渡してみたのですが、いまのところ効果はなく。
幼稚園や小学校の先生方も関心を持ってくれるかしらと大量のチラシをお渡ししてもなかなかご参加いただけず……みなさん、いろいろ忙しいのかな。ご興味と合わないのかな……。
日程が悪いのか、告知のタイミングが悪いのか、原因を調べていくつもりです。
それと同時に、最初に考えていた「絵本に関心を持ってくれているだろう」層が大きく外れている可能性もあるので、ちょっと宣伝の対象を考え直そうかなー。
早めに告知をして定員いっぱいに埋まっても当日キャンセルが続出し、かと言って1ヶ月前の告知だと少し遠方の方が予定を組みにくい……。
親子対象のワークショップでは、インフルエンザやノロウイルスなどの感染系の病気が流行ると一気にアウトになってしまいます。
ちなみに、三島市には家庭文庫やよみきかせボランティアの団体がいくつかあるのですが、「えほんやさん」のトークイベントには来ていただけていないようで……。
最初は「告知が伝わっていない?」と思い、チラシを作成して手渡してみたのですが、いまのところ効果はなく。
幼稚園や小学校の先生方も関心を持ってくれるかしらと大量のチラシをお渡ししてもなかなかご参加いただけず……みなさん、いろいろ忙しいのかな。ご興味と合わないのかな……。
日程が悪いのか、告知のタイミングが悪いのか、原因を調べていくつもりです。
それと同時に、最初に考えていた「絵本に関心を持ってくれているだろう」層が大きく外れている可能性もあるので、ちょっと宣伝の対象を考え直そうかなー。
合理性と豊かさ
最近、「合理的」なことは良いことなのか……についてよく考えます。
私の新刊『きょうもうれしい』(理論社)は、主人公の「ぼく」が、「おはよう」から「おやすみ」までのあたりまえの日常や、いつもどおりの生活のなかから「うれしい」を探していく絵本です。つい大人が見落としがちな「うれしい」を、子どもは全身でキャッチして味わっています。
それができるのは、時間や合理性にとらわれていないからだと思うのです。
先にある予定を心配したり、明日のために急ぐこともなく、いま目の前にあるものたちと深く付き合うことができる。
大人になってしまうと、毎日がタスクの連続です。小さなの頃のように……なんて言ってられないかもしれないですが、少しだけでも立ち止まって何かを味わう時間を持てたらいいなと思います。
私の新刊『きょうもうれしい』(理論社)は、主人公の「ぼく」が、「おはよう」から「おやすみ」までのあたりまえの日常や、いつもどおりの生活のなかから「うれしい」を探していく絵本です。つい大人が見落としがちな「うれしい」を、子どもは全身でキャッチして味わっています。
それができるのは、時間や合理性にとらわれていないからだと思うのです。
先にある予定を心配したり、明日のために急ぐこともなく、いま目の前にあるものたちと深く付き合うことができる。
大人になってしまうと、毎日がタスクの連続です。小さなの頃のように……なんて言ってられないかもしれないですが、少しだけでも立ち止まって何かを味わう時間を持てたらいいなと思います。
今は、Amazonや楽天でポチッとすると本が買える時代です。クリスマスプレゼントだって色々探せちゃいます。翌日には商品が届いて、探す時間が節約できます。
合理的で便利な生活になったけど、果たして私たちの心はその分豊かなのか……と疑問が浮かびます。
お店の人との会話や商品を手にとった時の高揚感、ラッピングしてもらっている間の時間、それらの「無駄」と排除されることにこそ「豊かさ」が隠れていて、それを手にできる人とできない人がいるんじゃないかなと思うのです。
合理的で便利な生活になったけど、果たして私たちの心はその分豊かなのか……と疑問が浮かびます。
お店の人との会話や商品を手にとった時の高揚感、ラッピングしてもらっている間の時間、それらの「無駄」と排除されることにこそ「豊かさ」が隠れていて、それを手にできる人とできない人がいるんじゃないかなと思うのです。
えがしらみちこの絵本
お気に入りのワンピースきて、あたらしいおくつをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。
『はるかぜさんぽ』
作:江頭路子 講談社
『はるかぜさんぽ』
作:江頭路子 講談社
お気に入りのかさもって、ながぐつはいて、カッパ着て、じゅんびできたよ、いってきまーす。
『あめふりさんぽ』
作:江頭路子 講談社
『あめふりさんぽ』
作:江頭路子 講談社
おひさまがさんさんと照る、夏のいちにち。あーちゃんがおさんぽで出会ったのは?
『さんさんさんぽ』
作:江頭路子 講談社
『さんさんさんぽ』
作:江頭路子 講談社
秋のつめたい風のなか、おさんぽで出会ったのは、どんぐり、みのむし、まっかなおちば……。『はるかぜさんぽ』につづく、人気シリーズ。
『あきぞらさんぽ』
作:江頭路子 講談社
『あきぞらさんぽ』
作:江頭路子 講談社
お気に入りのマフラー巻いて、帽子にてぶくろ、ブーツをはいて、じゅんびできたよ、いってきまーす。
『ゆきみちさんぽ』
作:江頭路子 講談社
『ゆきみちさんぽ』
作:江頭路子 講談社
「ねえママ、おばけの音が、きこえるの」夜、こうちゃんは、おばけがこわくてねむれません。チクタク、チクタクの音は、なんのおばけ? カタカタ、カタカタの音は、なんのおばけ?
『ねんねのうた』
作:江頭路子 講談社
『ねんねのうた』
作:江頭路子 講談社
えがしら みちこ
1978年、福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。水彩を使用した透明感のある画風が特徴。絵本に『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆき...