無限にひろがる積み木の世界!『のりもの つみき』読み聞かせのコツ

「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします

読み手 ーーおはなし隊隊長 浦野和美
※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
 
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
みんなが大好きな積み木。さまざまな形の積み木を組み合わせることで、自分の作りたいものが自在に作れ、子どもの想像の世界は無限に広がります。
『のりもの つみき』
作:よねづゆうすけ 講談社
「この本の中にはたくさんの乗り物が隠れているよ。どんな乗り物が隠れているかな?
みんな当ててみてね!」と一言添えてから読み始めると子どもたちのワクワク度がアップ。当ててみよう! という意気込みが伝わってきます。

「のりものつみき、つみきで のりもの なに つくる?」
きれいに並べられた積み木。この中に隠れている乗り物はなんでしょう?

左側のページにあいている二つの○。

右側のページをほんのちょっと開いて閉じる、開いて閉じるをくりかえすと……穴あきがヒントになって、あれあれ……何かが見えてきましたね。
穴が2つあいている『のりもの つみき』より
「ブーン ブーン!!」 
「つみきじどうしゃの できあがり!」

かわいらしい自動車が2台も隠れていました。
つみき自動車のできあがり『のりもの つみき』より
「のりものつみき、つみきで のりもの なに つくる?」

と読んでしっかり見せてあげたあとに(向かって)右側のページを先ほどの様に開閉してあげると、「バス~」という声が聞こえてきましたね。さて、正解は……?

「プシュー! ドアが しまりまーす。」
「つみきバスの できあがり!」

当たった子どもたちは大喜び。次も当ててやるぞ~! といわんばかりの表情で次のページを待っているので、今までの要領で読み進めていきます。

ページを追うごとに積み木の配列だけで答えを導き出せる子どもが出てきますが、ヒントを出してあげるのを忘れないでくださいね。

最後のページでは、

「ゴゴゴゴォー!!」 
「つみきロケットの できあがり。」

と読んだあと、本を縦に持ち替え、

「つきに むかって しゅっぱーつ!」

と読み、本を上にあげていくと本当に積み木ロケットを発射されていくようで、歓声が上がってきます。
つみき飛行機のできあがり『のりもの つみき』より
そしてそのまま本を閉じると、裏表紙にはお月様が! 

本を横に持ち直した後に、指で指して教えてあげるのもいいかもしれません。そして「つみきで のりもの なに つくる?」と読んでおはなしを終わりにします。

この本は年齢を問わず読んであげることができます。おはなし会の導入や、長めのおはなしの間の息抜きなど、さまざまな場面で読むことができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

●今回読んだ本

『のりもの つみき』
作:よねづゆうすけ 講談社

●プラス1冊

『はんぶんこ!』
作:よねづゆうすけ 講談社

ねこさんとねこさんが、おさかなを二人でとりあいっこ。さあ、どうしたらいい? 分かちあう心を自然にはぐくむ楽しいしかけ絵本。

本とあそぼう 全国訪問おはなし隊

たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう...