無限にひろがる積み木の世界!『のりもの つみき』読み聞かせのコツ
「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします
2022.11.07
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
みんな当ててみてね!」と一言添えてから読み始めると子どもたちのワクワク度がアップ。当ててみよう! という意気込みが伝わってきます。
「のりものつみき、つみきで のりもの なに つくる?」
きれいに並べられた積み木。この中に隠れている乗り物はなんでしょう?
左側のページにあいている二つの○。
右側のページをほんのちょっと開いて閉じる、開いて閉じるをくりかえすと……穴あきがヒントになって、あれあれ……何かが見えてきましたね。
「つみきじどうしゃの できあがり!」
かわいらしい自動車が2台も隠れていました。
と読んでしっかり見せてあげたあとに(向かって)右側のページを先ほどの様に開閉してあげると、「バス~」という声が聞こえてきましたね。さて、正解は……?
「プシュー! ドアが しまりまーす。」
「つみきバスの できあがり!」
当たった子どもたちは大喜び。次も当ててやるぞ~! といわんばかりの表情で次のページを待っているので、今までの要領で読み進めていきます。
ページを追うごとに積み木の配列だけで答えを導き出せる子どもが出てきますが、ヒントを出してあげるのを忘れないでくださいね。
最後のページでは、
「ゴゴゴゴォー!!」
「つみきロケットの できあがり。」
と読んだあと、本を縦に持ち替え、
「つきに むかって しゅっぱーつ!」
と読み、本を上にあげていくと本当に積み木ロケットを発射されていくようで、歓声が上がってきます。
本を横に持ち直した後に、指で指して教えてあげるのもいいかもしれません。そして「つみきで のりもの なに つくる?」と読んでおはなしを終わりにします。
この本は年齢を問わず読んであげることができます。おはなし会の導入や、長めのおはなしの間の息抜きなど、さまざまな場面で読むことができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
本とあそぼう 全国訪問おはなし隊
たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。1999年7月に、講談社90周年記念事業として、スタートしました。 2007年には第55回菊池寛賞、2018年には、メセナ大賞にも選ばれました。 スタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさん、ありがとうございます。次はあなたの町でお会いできるかもしれませんね! https://ohanashitai.kodansha.co.jp/ X(旧Twitter):@ohanashitai55 Instagram:@kodanshaohanashitai
たくさんの絵本を積んだ2台のキャラバンカーで各都道府県を巡回し、幼稚園、保育所、小学校や図書館、書店などを訪問している、「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。1999年7月に、講談社90周年記念事業として、スタートしました。 2007年には第55回菊池寛賞、2018年には、メセナ大賞にも選ばれました。 スタートして以来、通算2万2000回以上の訪問、190万人を超える参加者のみなさん、ありがとうございます。次はあなたの町でお会いできるかもしれませんね! https://ohanashitai.kodansha.co.jp/ X(旧Twitter):@ohanashitai55 Instagram:@kodanshaohanashitai