大切なのは“好き”という気持ちを持ち続けること

東宝ミュージカルアカデミーを卒業後、再び表舞台へと復帰した木南さん。遅咲きの再出発ではあったものの、稽古に参加するときは昔と変わらない気持ちがあるといいます。

「復帰後に出演した『ミス・サイゴン』の舞台を観劇した母が、泣いて感動してくれました」(木南さん)
写真:日下部真紀

「やっぱり、根っこにあるのは『ミュージカルが好き』という気持ち。“好き”という想いがあるからこそ、ミュージカルをできることがうれしくて、一度は離れてもここまで続けることができました」

木南さんは、大学の声楽科でクラシックを学び、一度はオペラ歌手を目指しました。しかし、子どもの頃から憧れ続けたミュージカルを忘れることはできず、ニューヨーク留学を経て、劇団四季に入団。退団後しばらくは舞台から離れた生活を送りましたが、再びミュージカルのステージに戻ってきました。

遠回りをしたものの、木南さんは今、幼い頃からの夢であったミュージカル俳優として活動しています。そんな彼女に、子どもが夢を実現するのに親ができるサポートについて聞いてみると、「“好き”を見極めてあげることが大切なのかなと思います」と教えてくれました。

「私が生きてきたなかで感じたのは、親が子どもの“好き”という気持ちを見失わないことの大切さ。まずは子どもが『やりたい』と思ったことをやらせてみることも大切ですが、それ以上に、やっていることを“好き”だと感じているかどうかを見極めることが大切なのかなと思います。

そのうえで、子どもが好きなことをやり続けられる環境を提供してあげれば、きっと子どもは夢を叶えるための一歩をふみ出せるはずです」

取材・文=柳未央(シーアール)

※木南清香さんのインタビューは全3回です。
第1回 幼少編
第2回 学生時代編

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きなみさやか

木南清香

きなみさやか  1981年7月13日生まれ。大阪府出身。ミュージカル女優。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、関西二期会オペラスタジ...