2022.05.24

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5月27日は「百人一首の日」! 壬生忠見「恋すてふ」の名歌を5文字で解説!

『5文字で百人一首』カウントダウン#4【第41首より「恋が即バレ」】

児童図書編集チーム

百人一首は、鎌倉時代に藤原定家が選んだ和歌の傑作選。1235年5月27日は、藤原定家が小倉百人一首を完成させたとされる日であることから、「百人一首の日」とされている。

そこで、5月21日から「百人一首の日」の27日までの1週間、書籍『5文字で百人一首』より、百人一首の小ネタをひとつずつご紹介&5文字で解説するよ。

歌人たちは、歌合という「いい歌を詠んだほうが勝ちになるゲーム」をしていた。えらい人も見ているので、負けたらとてもくやしい。百人一首のならびには、歌合で勝負した歌をつづけてならべている場所もある。

今回は、大接戦になり伝説まで生まれた歌合で、負けちゃったほうの歌をご紹介。

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見


【訳】
恋をしているという私の噂は、もう立ってしまった。人に知られないようにこっそり思いはじめたところなのに。

【もう少し簡単に】
はじまったばかりの私の恋がもう噂になった。

【5文字に】
恋が即バレ

【解説】
第40首の歌と天徳内裏歌合で勝負して負けたほうの歌だ。作者の壬生忠見は、負けたのがショックで死んでしまったという伝説がある。負けたとはいえ、こっちもいい歌だったので、百人一首には入ったよ。

「名」はここでは名前ではなく噂とか評判のこと。「恋の噂が立ってしまった」という結論を先に、「まだ何もしてないのに」という補足をあとに言う。これも倒置法だ。

壬生忠見のお父さんが壬生忠岑。ひらがなで一文字多いだけのちがいでややこしい。

『5文字で百人一首』をもっと知りたい方はこちら

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