観察力が身につく「色あつめカード」の作り方

「何個見つけようか?」と子どもに目標を決めさせると、やる気もアップ。  写真:佐藤 蕗

【用意するもの】
・カードになる厚紙
・色えんぴつやペン
・色のついた丸いラベルシール

【作り方】
①厚紙をカードサイズに切ります。

②シールの色に対応した色えんぴつやペンで、①にいくつか丸を描きます(2個ずつなど)。

カードを持って外に出かけ、丸と同じ色のものがあるか、親子で一緒に探してみてください。見つかったらシールを貼りましょう。

【ポイント】
カードやシールがなくても「青色を3つ探してみようか?」などと声をかけて遊んでみても。ちょっとした待ち時間を楽しく過ごしたいときにおすすめです!

花や葉っぱを集めて 「きらきらハーバリウム」を作ろう!

ボトルに水を入れることで光の加減で全体に色がついたように見える。眺めているだけで楽しい!  写真:佐藤 蕗

親子のちょっとした外歩きを楽しむ、もう一つの方法として、佐藤さんが紹介してくれたのが、「きらきらハーバリウム」を作ること。

いろんな植物を集めて色の組み合わせを楽しんだりするのもおすすめ。  写真:佐藤 蕗

このアイテムは、植物をオイルで満たした瓶に入れて保存する “ハーバリウム”をヒントに佐藤さんが考案したもの。オイルのかわりに水を入れ、色や光の反射を純粋に楽しめるようにしたそう。「きらきらハーバリウム」の材料は、葉っぱ、草、花びら、枝、実など、道に落ちているものなら、その場で拾えるもので構わないと佐藤さんは言います。

どんぐりと小枝を集めたシンプルなボトル。  写真:佐藤 蕗

「どんなものが落ちているかな?」 宝探しに出かける気持ちで

「道を歩いていると、鳥がつっついて落とした花などが丸ごと落ちていることがあるんですね。意識して観察してみると、街中には、葉っぱや木の枝など、意外なほどさまざまな植物のかけらが落ちている。そういうものを、ボトルに入れて集めたらきれいなんじゃないかな、と思ったのがきっかけです」(佐藤さん)

木が生い茂り、色鮮やかな花が咲く春から初夏にかけては、「きらきらハーバリウム」を作るのにぴったりの季節。宝探しに行くような気持ちで出かけてみてはいかがでしょう。いつも通る道や公園への道すがら、子どもと散歩しながら「どんなものが落ちているかな?」と、観察してみてください。

花や葉が光を受けて水に浮かぶ様子は、心もうるおってくるような美しさ。  写真:佐藤 蕗

「できあがったものは、集めたものの形や色の美しさを眺めるだけでも楽しいですし、子どもが植物の多様さを知るきっかけにもなります。季節ごとに道に落ちているものも変化していくので、四季を視覚的に味わえるのもいいところです」(佐藤さん)

冷蔵庫に入れておけば3日程度は楽しめます。きれいな状態を写真に撮って、親子の思い出として残しておくのもおすすめです。

「きらきらハーバリウム」の作り方

「きらきらハーバリウム」の完成イメージ。その季節ならではの素材を集めよう。  写真:佐藤 蕗

【用意するもの】
・透明な容器(持ち運ぶ場合は、プラスチックなどがおすすめ)
・花や木の実、雑草、種など(その場で拾えるもの)

①道や公園に落ちている花びらや雑草、木の実、種などを拾って集めます。

② ①をペットボトルなどの空き容器に入れます。集めたものにより、中身が浮かび上がらない程度に水をいれると、色がキラキラと反射するのが楽しめます。

部屋などにおいて眺めて楽しんでください。冷蔵庫に入れた状態で3日ほど保存できます。

【ポイント】
・キッチンで出た果物の皮などを入れても色鮮やか!
・容器は口が広いスムージー用のペットボトル、プラスチックのジャーなどがおすすめ

「うまく作ろう」と思わず、楽しむことを優先して

さて、3回に渡りさまざまな手作りおもちゃと遊び方について紹介してくれた佐藤蕗さんに、あらためて「手作りおもちゃを作ることのメリット」についてお聞きしました。

「単純に、作っていて楽しいということもありますが、結果的に子どもへの理解が深まる点だと思います。子どもが気にいってくれるおもちゃを作ろうと思うと、子どもが今、好きなこと、得意なことは何だろう? と真剣に考えるようになります。おのずと日々の細かい変化にも気づくようになりましたね。

2〜3歳児で言えば、『積むのが好きだったけど、今は崩すのが好きだな』『以前はできなかったことが、今はうまくできるようになったな』とか。そういう小さな変化、成長に気づきやすくなるのは、親にとってはうれしいことですし、親子のコミュニケーションを深める上でも役立ちますよね」(佐藤さん)

子どもとのコミュニケーションを深めるためにも、ぜひ積極的に取り入れていきたい手作りおもちゃ。「楽しく続けるコツ」などはあるのでしょうか。

「うまく作ろう、完璧に仕上げようと思わないことですね(笑)。見本の通りに作れなくても問題ありません。手作りおもちゃに決まった正解はありませんので、親子で楽しむことを優先して、自由なスタンスで楽しんでみてください」(佐藤さん)

今回の連載で佐藤さんに紹介してもらったおもちゃを参考に、ぜひみなさんも、手作りおもちゃを楽しい子育てに役立てていってください!

※本連載で取り上げたおもちゃは、佐藤さんの著書でも詳しく紹介されています

取材・文/砂田奈美子

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さとう ふき

佐藤 蕗

Fuki Sato
手作りおもちゃ作家

建築設計事務所勤務を経て、第1子出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたおもちゃがTwitterで反響を呼び、「ヒルナンデス...

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