子どもの「ならいごと」 7割のママが「よかった」と回答した4つの特徴

続けてよかったならいごとに共通する4つの特徴をご紹介

コクリコラボ

コクリコラボのならいごと調査では、実際にやったならいごとの中で「続けてよかったものがあるか」をママたちに聞いてみました。いったいどんなならいごとがランクインしたのでしょうか。

人気のならいごとランキングでは見えてこない、「続けた」という経験から見えてくる共通点や特徴、エピソードをご紹介します。

「子どものならいごと」についてのアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年12月24日〜2022年1月7日
インターネット上で実施。有効回答数は104件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

続けてよかったならいごととは…?

「子どものならいごと」についてのアンケートより

子育て中のママに「続けてよかったならいごとはありますか」とアンケートで聞いてみたところ、約7割のママが「ある」と回答しました。

そしてアンケートを分析して見えてきたのは、「続けてよかった」のは、何か特定のならいごとというわけではないこと。むしろ「続けてよかった」と感じる理由の中に、共通の特徴があることがわかりました。

ここでは4つの特徴をご紹介します。

スキルアップした

1つ目の特徴はならいごとに関連するスキルがアップしたこと。運動系のならいごとではこんな声が寄せられました。

・体操教室は、体育の跳び箱の授業などで見本となって披露したり、陸上は持久走や大会で結果が残せたりしているので、身になっていて続けていて良かったと思いました

・トランポリン体操教室。身体が柔らかくなりました

・水泳は1年続けて、水が怖がらず、プールや海も楽しんでいる姿を見て、通わせてよかったと思う


文化系でも同じようにスキルアップに関する意見がありました。

・書道教室。字が綺麗になり、集中して何かをすることの習慣ができた

・英語。今ゲームでテキストを用いたプログラミングみたいなものをやっていますが、読めることと、英語に拒否感がないので役に立っています


ひとつのならいごとが、集中力アップや他のならいごとのスキルアップにもつながっているのは、長く続けた恩恵かもしれませんね。

体力づくりに役だった

2つ目の特徴は体力づくりに役立ったということです。

・スイミングは、通い始めて風邪を引きにくくなりました

・水泳をやらせてから、風邪をひきにくくなりました

・空手をやってからは大きな熱や風邪など引くこともなくなり、体力もついてきた


通い始めや通っている最中には実感しづらくても、続けていって子どもが大きくなってきたときにふと実感するのが、体力面のメリットかもしれません。

内面的に成長した

3つ目の特徴は内面的に成長したということです。

外的なスキルアップだけでなく、子どもの内面の成長は長く続けてこそ見えてくるのでしょう。具体的には人前に出る力や自己肯定感が高くなったという効果を感じているママが多く見られました。

・学校や受験勉強の気分転換になるということで、喜んで毎回バレエレッスンに向かいます。ステージの上で堂々と笑顔で踊れることは自信にも繋がるように見えます

・得意分野では自己肯定感が高まる気がします

・人前に出る力がついた。自己肯定感が高まった


また、何かを乗り越える経験が内面を成長させたという意見も多く寄せられました。

・大会等に向かって努力したり、試合で練習の成果が出せたり、うまくできなくても学校だけでは経験できないことも経験できていると思う

・スイミング。壁にぶつかっても乗り越える経験ができました

よい習慣が身についた

4つ目の特徴はよい習慣が身についたということです。

家庭や学校ではなかなか身につかない習慣が、「ならいごと」を通して身についたことで「続けてよかった」と感じるようです。

・野球で仲間意識や礼儀が身についてきた

・挨拶が先生や近所や知らない人にも出来なかったのですが今では大きな声で挨拶できたり自然とお礼ができるようになっている


挨拶や礼儀は、親からよりもならいごとの先生から言われた方が素直に聞けるのは……子どもあるあるな気がします。

・公文を始めて自分から進んで宿題をやるようになったので、とても助かっています

・書道教室。字が綺麗になり、集中して何かをすることの習慣ができた


机に向かう習慣や学習習慣、集中力などは、子どものうちに身につければ一生ものになります。

先輩ママが語る「続けてよかったならいごと」エピソード

ママたちの座談会では続けてよかったならいごとについて、さらに詳しいエピソードを聞けました。

・多言語サークルのならいごとに、子どもとママが一緒に参加しています。0歳からおじいちゃん、おばあちゃん世代まで同じクラスに一緒に参加しているので、週2回日常的に高齢者とかかわれたり、小さな子をかわいがったりする経験ができるのがいいなと思います

確かに今の時代は祖父母が遠方だったり、近所でも多世代交流の機会が少なかったりします。ならいごとを通して多世代とのかかわる経験ができるのはいいですね。

・内弁慶でお友達と仲良くなるのに時間がかかるシャイな娘ですが、ダンスのならいごとのときだけは、自分を出せるんです。リズムをとったり、お友達と合わせたりする中で成長しています。これから先もずっと続けられそうなならいごとと出会えてよかったと感じています

こちらの素敵なエピソードを寄せてくれたママは、
・以前にダンス教室に通っているときに、今のダンス教室の体験レッスンを受けました。そのとき娘の顔つきがまったく違って「たのしい!」という実感が伝わってきたので、教室を変えました
という経験も話してくれました。

先生との相性やお子さんの表情を見極めたママの愛情が、「続けてよかった」につながったようです。

ならいごとを続けることで得られる、内面の成長にもっと目を向けよう

ならいごとは、スキルアップの目的だけでなく、続けることでよい習慣が身についたり、内面的に大きく成長したりする副産物としての効用もあるようです。

また子どもにとってならいごとは、家庭でも学校でもない、第三の場所として重要な役割を果たしていることもあります。新しくならいごとを始めるときも、やめようかなと思っているときも、ぜひ「続けてよかったならいごと」の特徴やエピソードを思い出していただけたら、と思います。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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