子どもにも大人にも、いいこといっぱい! アウトドアの効果とは?
子どもが確実に成長。今話題の「非認知能力」が伸びる!
「非認知能力」とはテストの数値に表れない能力でありながら、社会生活を送る上で大事な要素。学童期に伸びやすい能力とされ、近年注目が集まっています。
やり抜く力・自己肯定感・創造力・協調性など
ものづくりでは、創造力や工夫する力が伸びます。
火おこしや探検などでは、最後までやり抜く力が養われます。
人に頼って頼られて目的を達成することは、自己肯定感を高めます。
親として子どもにぜひとも身につけてほしいと願う、さまざまな能力がアウトドア遊びを通じて育まれます。」
大人は「無意味なこと」をする時間が大事
子ども時代のように、ただただ自分の興味のおもむくままにたき火をしたり、虫取りをしてみたり。自分を取り戻すことやエネルギーを補充することができる、大人にこそ必要な時間だと感じます。」
これは覚えておいて! アウトドアに必要な心得
ジョニーさん 「自然の中で遊ぶときの最小限のルールです。『原っぱ大学』では、人と自分を傷つけなければ何をしてもOKだよ、と伝えています。」
生き物が先住者
「これからの時期、蜂やヘビなどが出てきます。虫が苦手な方もいるかもしれませんが、彼らが先住者で、私たちはそこに遊びに行かせてもらっているという考えを前提としてください。
蜂が来てびっくりすることもありますが、向こうもびっくりしているんです。ヘビが出たときも同じで、こちらは動きを止めて、攻撃をしませんよ、とわかってもらう必要があります。振り払おうとする手が蜂に当たってしまって、反撃しようと狙われてしまうパターンが多いです。」
強い香りは避けて
「シャンプーや香水のにおいで蜂が近づいてくることもあるので、強い香りは避けましょう。」
アウトドアのプロがサポート 家族で楽しめる『原っぱ大学』
『原っぱ大学』ってこんなところ!
・正解のないものづくりの場
・安心して失敗できる場
・家族以外の大人と子ども、斜めの関係づくりの場
夏は竹でいかだを作って水辺に出航するのですが、大人たちが知恵を出し合って工夫しながら、いかだを作ります。失敗したらみんなであっはっは~って笑い合って、どうしたらうまく行くか試行錯誤して、結束が強くなっていく、そういう経験が本当に価値のあることだなと感じます。
複数の親子が参加するので、子どもは誰かのお父さんとたき火をしたり、大人は別の子どもと木を切っていたり……、いつの間にかそんな斜めの関係が生まれます。
人に頼って頼られて、自然の中の少し不便な場所だからこそお互いに迷惑をかけあう関係を築けるのも魅力であり、『原っぱ大学』で大事にしていることです。」
一度自然に飛び込んでしまえば、子どもたちが遊びだし、遊びの中で確実に成長する。
意外と気軽にアウトドアを始められるのではないでしょうか?
今年の夏こそ親子でキャンプデビューしてみてはいかがですか?
原っぱ大学千葉フィールドリーダー ジョニーさん
小渕 早紀
東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。
東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。