子連れに最適! キッズとママ・パパが楽しめるレストラン&カフェ関西篇〔神戸・元町〕

第2回【神戸・元町】:香港甜品店 甜蜜蜜(ホンコンスイーツカフェ ティムマッマッ)

ライター:笹間 聖子

キッズとママが楽しめるレストラン&カフェ巡り
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子連れでも気軽に行けて、ショッピングの途中にも、お出かけの合間にも、「ここなら安心♪ おいしい!」レストラン&カフェをセレクトしてご紹介します。

連載第2回目は、お洒落なカフェやレストランがひしめく〔神戸・元町〕エリアにスポットを当てました。

レトロな照明と張り出し看板が目印

段差がなくてベビーカーでもラクラク! 行列が少ない平日が狙い目

JR元町駅から徒歩5分、地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅から徒歩すぐ。ビジネスマンと買い物客が行き交うエリアに、舌の肥えた神戸のママから支持を集める、『香港甜品店 甜蜜蜜(ホンコンスイーツカフェ ティムマッマッ)』はあります。

「甜品」とは、中国語で「スイーツ」を指す言葉。約20年前、オーナーが香港に訪れた際に、おいしくヘルシーな香港スイーツにはまり、「そのおいしさを広めたい」と神戸・岡本に1号店をオープンされたそうです。

こちらはその2号店として、2010年5月にオープン。ヘルシーで、お子さんが食べても安心な香港がゆをメインにしたカフェです。
どこか異国情緒が漂うレトロな店内。通路は広くとられている
入り口から階段を下りて広がるのは、「ウォン・カーウァイ監督の香港映画をイメージした」というレトロな空間。キッズと一緒にくつろげる16席のソファ席に加えて、10席のテーブル席も用意されています。

ベビーカーを押して来店した際は、テーブル席の椅子を外してもらって設置もOK! ベビーカーは、畳んで店内の隅に置かせてもらうこともできます。
赤ちゃん連れにうれしいソファ席
台湾茶や薬膳食材が購入できるコーナーも
また店内では、台湾や中国から厳選する茶葉や、薬膳食材も販売しています。キンモクセイやバラなどのオリジナル花茶は、リラックス効果が高く、見た目もかわいいので忙しいママにおすすめだそう。

産後の貧血対策にぴったりの鉄分豊富なナツメも、大小さまざまなタイプがありました。

おかゆが主役の人気セットを親子でシェアして

香港美肌粥セット¥1500(税込)
「香港甜品店 甜蜜蜜」のフードメニューでママにイチオシなのは、こちらの香港美肌粥セットです。主役の香港がゆは、国産の干し貝柱と、台湾産干し海老をたっぷり使ったスープが重層的な旨みを発揮。

そこにジャスミン米、ハト麦、ハスの実の薬膳食材を加え、3~4時間煮込んだとろとろの食感は、口あたりなめらかでポタージュのよう。

強い旨みがありつつも、調味料は塩だけのやさしい味わいなので、お子さんとのシェアにもぴったり。ときどき口のなかで、溶け残ったエビに出会えるのがうれしいポイントです。

さらに、添えられた大根餅も、もちもちとした食感とほのかな甘さで、お子さんに人気のひと品。添えられたお惣菜は週替わりで、こちらにも薬膳食材が使われています。

同じく週替わりで、おすすめの中国茶もついてくる、満足度の高いセットです。
きのことニラのあえ麺セット¥1350(税込)
2番目に人気なのは、「きのことニラのあえ麺セット」です。あえ麺は、干し海老、干し椎茸の戻し汁をベースに、醬油とオイスターソース、「老抽王」というたまり醬油で味付け。

たまり醬油の黒い見た目に反してやさしい味わいなので、親子でシェアにおすすめです。ごま油をまぶしているので香りが良く、ネギ、ニラ、マイタケ、シメジと具だくさんなのもポイント。刻みショウガが爽やかなアクセントです。

さらにミニ香港粥を付けたセットもあるので、小さなお子さんなら、お粥だけをお子さん用にしてもOK。

香港流デザートもバラエティ豊かにラインアップ

杏仁豆腐¥750(税込)
食後のデザートやカフェタイムにキッズ&ママがオーダーするなら、まずは定番の杏仁豆腐を。牛乳を使わず、2種の杏仁に少量のエバミルクを加えて作る杏仁豆腐は、しっかりコクがありクリーミーです。
西多士(さいとぅしー)¥750(税込)
おかゆと並ぶ名物のひとつで、こちらもママ&キッズに人気なのが、香港式のフレンチトースト、「西多士(さいとぅしー)」。食パンにピーナッツバターを挟んで卵をからめて揚げるスイーツで、カリッとした食感と香ばしい甘さがやみつきに。

溶け出すバターと、お好みでトッピングするシロップも絶妙で、油断すると、お子さんに全部食べられてしまうかも!?

オリジナルブレンドの花茶をはじめ、20種類以上がランナップする中国茶も単品でオーダーできるので、併せて楽しんでみては。
アジアな雰囲気がかわいい、お子さん用の食器

香港がゆは、テイクアウトもOK!

おかゆはお子さんの病気のときや、ママ&パパがお疲れのときにもうれしいもの。こちらでは、人気の香港がゆを急速冷凍することで、お店そのままの味を楽しめるテイクアウトメニューも用意されています。

「湯せんで約10分温めるだけ」と、とっても手軽に味わえるので、「今日は疲れてご飯を作りたくない」という日の強い味方になってくれるかもしれません。
右から、「ピータンと塩豚」¥900(税込)、「プレーン」¥800(税込)、「えびだんご」¥1000(税込)の香港がゆ。
店長の三木裕史さん。つい先日、お子さんが生まれたばかりだそうです!
メニューはすべて朝から晩まで共通なので、親子でランチに訪れるなら、14時以降が空いていておすすめだそう。土日は20~30分並ぶそうなので、訪れるなら平日がおすすめ。平日は予約もOKです。

いかがでしたか?地元の方にも意外と知られていない隠れ家的な名店。お近くの方は、ぜひ一度訪れてみては。
【SHOP DATA】
●店名:「香港甜品店 甜蜜蜜」
●ジャンル:香港カフェ
●住所:神戸市中央区三宮町3‐1‐16 三星ビル地下
●電話番号:078‐322‐3530
●営業時間:11時~21時(LO20:00)
●定休日:なし
●予約:平日のみ可
●交通手段:JR元町駅から徒歩5分、地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅から徒歩すぐ
●平均予算:¥1000~¥2000
●支払い方法:各種カード可。各種電子マネー可。
●席数:26席 ●個室:無 ●駐車場:無
●設備:子ども食器あり
※メニューの価格は変更になる場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
取材・文/笹間聖子 撮影:前田博史
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ささま せいこ

笹間 聖子

ライター

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わる。 メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。 累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を分かりやすい文章にまとめるのが得意。 誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝える記事を多数手掛ける。

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わる。 メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。 累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を分かりやすい文章にまとめるのが得意。 誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝える記事を多数手掛ける。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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