実は劇団四季出身! 「完全素人からの合格」【横山だいすけさんの挑戦】

「おかあさんといっしょ」第11代目歌のお兄さん【連載インタビュー「歌力」】#1

げんき編集部

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僕には歌しかない! オーディション 

劇団四季のオーディションを受けるのに、それまでちゃんと劇団四季の舞台を観劇したことがなかったので、やっぱり観ておかねば!と思って。試験を受ける直前に「ライオンキング」を見に行ったんです。

音楽にあわせてアフリカの動物たちが動いている、そのスピリットにもちろん感動しました。

そして、動物が客席から出てきて壇上に上がっていく場面があったんですが、僕の席の近くに座っていた子どもたちが、すっごい目を輝かせて見ていたんです! 

その目の輝きを見て、僕はすごく感動しちゃった!

もちろんミュージカルそのもののも「すげえ!すげえ!」って思ってましたけど、その作品の先に、それを見る子どもたちがいる。子どもの心が動いてる瞬間が見えて、「あ、こんな顔するんだ」って。

そのときに、「劇団四季に入れたら、『ライオンキング』に出演したいなぁ」という夢が出てきました。


劇団四季のオーディションは夏でした。テストはダンスと歌、そして面接です。そして提出した書類の志望動機には、今井さんのことを書きました。

試験では、たぶん僕が一番目立っていたと思います。バレエの練習で着ていたぴったりしたレッスン着を着ていきました。

ダンスのテストは、指定の振りを即興で覚えて踊るんですが、もちろん僕は全くできない。ついていくだけで必死。試験官が「よくこれで受けに来たな」って思うレベルだったと思います。だからもう本当にもうダンスは「ごめんなさい」しかなくって。

ただ僕には歌がある! 大学で勉強したし、「自分の専門はこっちですから!」と歌だけを心の支えに試験に臨みました。

でも、自信はまったくありませんでした。受かるつもりもなかった。受かったらラッキーだなとは思いましたけど、とにかく一生懸命やるしかありませんでした。まさか合格するなんて。自分でも信じられませんでしたし、あのときいっしょにオーディションを受けた人たちも、誰も予想していなかったと思います。
まわりの人が与えてくれるチャンスや思いがけない機会にも、素直に「やってみようかな?」と積極的に行動をおこすだいすけお兄さん。

努力が実を結び、見事劇団四季合格!しますが、……またそれは大変だったようです。次回「劇団四季ってこんなところ!」をお楽しみに☆

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幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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