なっとうのなっちゃんうっちゃん第8話「羽根つき」の巻

なっとうきょうだいが昔遊びにトライするおはなしミニマンガ#8

木村 美幸(由美村 嬉々)

子どもも大人もだいすきな「納豆」がキャラになった「なっとうのなっちゃんとうっちゃん」のおはなしミニマンガです!

何にでも興味しんしんの姉「なっちゃん」と、内気だけれど才能を秘めた弟の「うっちゃん」。そして、なんでも知っている「なっとうじいちゃん」が、いろんな昔遊びに挑戦するミニマンガです。

「懐かしい!」と思わず声に出る昔遊びを、ぜひ、なっちゃん&うっちゃんのように、ちいさなお子さんといっしょにやってみてくださいね♪
なっとうのなっちゃんうっちゃんのなかまたち

第8話「羽根つき」の巻

なっとうじいちゃん「今日は羽根つきをするぞよ。負けたほうは顔にすみを塗られるのじゃ」

うっちゃん「……よーし!」

なっちゃん「まけないわよ!」
なっちゃん「わーん!」

負けてばかりのなっちゃんは、顔じゅうすみだらけに……
なっちゃん「こんどこそっ!」
なっちゃん「それっ!」

なっちゃんが思い切り打った羽根は、うっちゃんを大きく飛び越えて……
「スコーン!」

なっとうじいちゃんの頭に当たっちゃった!!
なっとうじいちゃん「うう……いたたた、まったくあの孫たちは……(苦笑)。

さて、羽根つきは日本の正月につきものの伝統的な遊びのひとつじゃ。

羽子板で羽根を打ち合う『追羽根(おいばね)』が一般的じゃが、一人で羽根を打ち上げた回数を競う『揚羽根(あげはね)』という遊び方もあるのじゃよ。

正月に行うのは、『一年の厄をはね、子どもたちの健康と成長を願う』という深い意味もあるのじゃよ」
次回は、どんな昔遊びが出てくるか楽しみじゃな!

昔遊びには、誰もが簡単にルールを知ることができて、親子でも遊びやすい、というメリットがあるんじゃ。

ぜひトライしてみてくだされ。
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作/由美村嬉々 絵/エルボー比治山

木村 美幸(由美村 嬉々)

Miyuki Kimura Kiki Yumimura
作家・絵本カタリスト®・絵本コーディネーター

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...