地球にやさしいエネルギーって? さかなクン探究隊で【エネルギー研究の最前線】を学ぶ

MOVEラボ研究員助手のはるきが 第2回「やさしいエネルギーと使い方」をレポート!

今回の探究先生は東京海洋大学の清水悦郎教授!

今回の探究先生は、東京海洋大学の清水悦郎教授です。専門は制御工学、ロボット工学です。環境省「こども環境白書(2019)」に基づいて講義を進めてくださり、新しい研究についても詳しく教えていただきました。
東京海洋大学の清水悦郎教授
講義の中で僕が印象に残ったことは次のとおりです。

環境とは「私たちの生活に関わり、私たちの周りにあるものすべて」である、ということ。
・地球の抱える課題
地球温暖化・気象災害の増加・気温上昇の問題が深刻化していて地球は限界を迎え始めている。気温が上昇すると水温も上昇し、大雨等の異常気象が多くなる。
・環境にやさしいとは?
ゴミを減らす、リサイクルする、エネルギーを大切に使うこと。寒いときも厚着をするなど、工夫でしのげるなら、無駄に暖房は使わないなど、自分にできることをすること。
大学生さながらの講義を真剣にきくさかなクン探究隊のメンバーたち
・環境にやさしいエネルギーとは?
再生可能エネルギーのこと。再生可能エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのこと。大きな特徴は、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」。再生可能エネルギーは熱や電気に変換して利用するが、電気を蓄えることは難しく、発電したものはすぐ消費しているため、貯蔵するための研究開発が必要とのこと。

・環境にやさしいエネルギーの乗り物での活用
環境にやさしいエネルギーで乗りものを動かそうとすると、エネルギーを蓄える方法との組み合わせを考える必要がある。ガソリンや軽油などの液体燃料と比較して、蓄電池は非常に少ないエネルギーしか蓄えることができず、エネルギー補給にも時間がかかるということが今の課題だそう。充電設備等の周辺施設の整備も必要。
探究先生の講義にも熱がが入ります!
地球の気温上昇を防ぐために、再生可能エネルギーの開発が進められていますが、不安定なエネルギーであるため、安定して安全に使用するにはまだまだ研究開発が必要なのだそうです。エネルギーを使う自分たちが、電気を無駄に使わない、節電するなど、できることはたくさんあります、と説明されていました。
環境を守るために自分たちにできることを考えるメンバー
小学生向けのわかりやすい講義でしたが、内容は地球環境を守るためにかなり大切なことで、どの世代の方たちにも聞いてほしい講義でした。僕もそれほど暑くない日はエアコンはやめて扇風機にしてみるなど、地球のためになることを、できることから少しずつ取り組んでいこうと思いました。

また、僕一人だけでなく、地球に住んでいるみんなに節電や脱炭素、地球温暖化を食い止めるために何ができるか考えて取り組んでほしいなと思います。
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