
映画『ゴーストバスターズ』からの命名も!【恐竜の名前の由来】おもしろ図鑑
ニンジャティタン、カイジュウティタン…恐竜のネーミング方法、おもしろいエピソードをご紹介
2025.04.16

今回は講談社の動く図鑑MOVE「恐竜 新訂二版」から、おもしろい「名前の由来」をもった恐竜をピックアップ! 日本最新恐竜(2024年11月時点)ササヤマグノームスの命名秘話も紹介します!
日本の最新恐竜・ササヤマグノームスの命名のひみつ

「実は同じ場所で見つかっている『丹波の巨人』の意味を持つ『タンバティタニス』と対になるような『篠山の小人』という意味を持たせました。また、グノームスの『ノーム(Gnome)』はヨーロッパの民間伝承でたびたび現れる小人のことを言うのですが、ただの小人ではなく、地下にある財宝を守るという意味があるそうなので、守り人的な意味も含めてこの名前にしました。
さらに恐竜の名前は通常『属名』の後ろに『種小名(しゅしょうめい)』というものがつきます。ササヤマグノームスの場合、ササヤマグノームスは『属名』で、サエグサイという『種小名』がついて、『ササヤマグノームス・サエグサイ』と命名しました。
サエグサイは篠山層群の恐竜化石発掘調査、脊椎動物研究に長年にわたって貢献された故・三枝春生博士の功績を讃えてつけさせていただきました。私自身も学生のときから三枝先生に標本を見せてもらったりお世話になったので、こういった形で恩返しできたかな、と思っています」(千葉先生)![]()
