“鳥たちはどう生きるか” が感覚器官を見れば丸わかり! じつは鳥は目や耳がいいってほんと?

MOVE「鳥 新訂版」より鳥類学者・川上和人先生のミニ講義! その3

鳥類学者:川上 和人

鳥の感覚器官にはふしぎがいっぱい

色鮮やかなコンゴウインコ ©iStock
鳥は、動物のなかで、もっとも目がよい生きものです。また、耳で音を聞く能力もすぐれています。これらの能力は、空を飛ぶことと関係していて、とくに高速で飛びまわる鳥にとっては、視力がよくなくてはうまく空を飛ぶことができないし、声で連絡をとりあわないとなかまとはぐれてしまいます。

また、鳥の鼻は、においにあまり敏感ではないと思われてきましたが、最近の研究では、多くの鳥がにおいを感じとっていると考えられています。
MOVE「鳥 新訂版」より

頭蓋骨からわかることとは?

トビの頭蓋骨
目の位置、くちばしの長さ、鼻の穴の有無など、鳥によってさまざま。それぞれの頭蓋骨を見ると、その鳥の"生き方”がわかるのだそう。

・視覚

世界中に1万種以上いる鳥それぞれが特徴的な色を持っています。鳥は色を使ってコミュニケーションをしているんです。

・聴覚
キレイな鳴き声でもわかるように、鳴き声もコミュニケーションのひとつ。

・嗅覚
自分の食べものなど特定のものに対しては、とてもよくはたらくと考えられています。鼻の穴がない種もいます。

・触覚
くちばしの先端に感覚器官があり、土の中や水の中にいる食べものを探知することができる種がいます。

Dr.カワカミのミニ講義③「鳥の感覚器官」を解説します

【図鑑MOVEミニ講義③】鳥の感覚器官について鳥類学者・川上和人先生が解説!

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かわかみ かずと

川上 和人

Kazuto Kawakami
鳥類学者

1973年生まれ。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。著書に、『鳥類学者...