
鳥の体ってどうなっているの? どうして飛べるの?

スズメの体を詳しく見てみよう!
鳥の体の特徴でいちばん人間と違うのは、翼があること。そしてくちばし。空を飛ぶためのさまざまな工夫があるのです。2023年11月に発売のMOVE「鳥 新訂版」より紹介します。
鳥の体は飛ぶためにできている!
全身が羽毛でおおわれ、前あしは翼になっている。また、体重が軽くないと自由に飛ぶことができないので、骨や筋肉もものすごく軽い。
歯はなく、食べ物は丸のみする。翼になった前あしは、物をつかむことができない。そのかわりくちばしが発達して、食べるものに合わせていろいろな形に進化した。後ろあしは細く、うろこのある皮ふでおおわれている。
鳥のゆびを「あしゆび」と言うが、多くの鳥は前向きに3本、後ろ向きに1本、合計4本のあしゆびがある。
しかし、あしゆびの数や向きは種によってちがっているんだ!
歯はなく、食べ物は丸のみする。翼になった前あしは、物をつかむことができない。そのかわりくちばしが発達して、食べるものに合わせていろいろな形に進化した。後ろあしは細く、うろこのある皮ふでおおわれている。
鳥のゆびを「あしゆび」と言うが、多くの鳥は前向きに3本、後ろ向きに1本、合計4本のあしゆびがある。
しかし、あしゆびの数や向きは種によってちがっているんだ!

MOVE「鳥 新訂版」より
鳥の骨はすごく軽い!
鳥の骨はうすく、中がからっぽ(空洞)になっていて、ものすごく軽くできています。また、骨の数も、ほ乳類よりも少なくなっています。これも体を軽くするための工夫です。しかし、骨の内部にはたくさんの細い骨が縦横に走っていて、とてもがんじょうです。

ペリカンの頭蓋骨。
ペリカンのくちばしはとても大きくて重そうに見えるけれど、よく見ると空間がたくさんあって、スポンジみたいになっており、じつは非常に軽いんです。
また、胸椎(きょうつい)、肋骨(ろっこつ)、胸骨(きょうこつ)がじょうぶなかごのようになっていて、体の中の内臓をしっかりと守ります。首の骨の数は、ほ乳類は7個と決まっていますが、鳥では9〜25個と種によってちがいます。
実際に鳥の骨格を使って、監修の川上和人先生(鳥類学者)がミニ講義! さらにMOVE「鳥 新訂版」と合わせて見ると、鳥の体についてくわしく学べるよ!
また、胸椎(きょうつい)、肋骨(ろっこつ)、胸骨(きょうこつ)がじょうぶなかごのようになっていて、体の中の内臓をしっかりと守ります。首の骨の数は、ほ乳類は7個と決まっていますが、鳥では9〜25個と種によってちがいます。
実際に鳥の骨格を使って、監修の川上和人先生(鳥類学者)がミニ講義! さらにMOVE「鳥 新訂版」と合わせて見ると、鳥の体についてくわしく学べるよ!
川上 和人
1973年生まれ。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。著書に、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』などがある。図鑑や絵本の監修も多く手がけている。 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 https://amzn.to/3ZR6LHO 『そもそも島に進化あり』 https://amzn.to/48Pvf8v 『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』https://amzn.to/3rMIJS0
1973年生まれ。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。著書に、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』などがある。図鑑や絵本の監修も多く手がけている。 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 https://amzn.to/3ZR6LHO 『そもそも島に進化あり』 https://amzn.to/48Pvf8v 『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』https://amzn.to/3rMIJS0