ナスカの地上絵とは|動く図鑑MOVEが南アメリカの古代遺跡 なぞ多き巨大な絵を解説!
ナスカの地上絵を講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」から紹介します
2024.05.16
ナスカの地上絵は何のために描かれたの?
ペルー中南部にある砂漠地帯のナスカ台地では、直線やうずまき模様、動植物を描いた地上絵などがたくさん見つかっている! これらは、紀元前1世紀ごろから約1500年にわたって描かれたと考えられています。雨乞いの儀式のために使われたという説がありますが、くわしくはわかっていません。
この記事は講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」から一部抜粋したものです。
ナスカ台地は、赤茶けた小石でおおわれた砂漠です。地上絵は、そうした小石をどけて、乾燥した白っぽい地面を出すことで描かれました。巨大な地上絵でも描くのはむずかしくなく、歩数で距離を測り、足で小石をどけながら描いていたことがわかっています。ナスカ台地付近では大雨が降ることがありますが、地上絵は水の影響を受けにくい場所に描かれているので、いまでも消えずに残っています。
あたらしい絵が次々と発見されているの?
ナスカ台地付近でミイラを作っていた!?
ナスカ台地付近では、しばしばミイラが発見されます。これらのミイラは、布に巻かれた状態で小部屋に安置され、食べ物などがお供えされていたことがわかっています。死後も、崇拝の対象になっていたのでしょう。