ナスカの地上絵とは|動く図鑑MOVEが南アメリカの古代遺跡 なぞ多き巨大な絵を解説!

ナスカの地上絵を講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」から紹介します

ナスカの地上絵は何のために描かれたの?

ナスカの地上絵 ハチドリ ©PIXTA
ナスカの地上絵とは?

ペルー中南部にある砂漠地帯のナスカ台地では、直線やうずまき模様、動植物を描いた地上絵などがたくさん見つかっている! これらは、紀元前1世紀ごろから約1500年にわたって描かれたと考えられています。雨乞いの儀式のために使われたという説がありますが、くわしくはわかっていません。

この記事は講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」から一部抜粋したものです。
どうやって地上絵を描いたの?

ナスカ台地は、赤茶けた小石でおおわれた砂漠です。地上絵は、そうした小石をどけて、乾燥した白っぽい地面を出すことで描かれました。巨大な地上絵でも描くのはむずかしくなく、歩数で距離を測り、足で小石をどけながら描いていたことがわかっています。ナスカ台地付近では大雨が降ることがありますが、地上絵は水の影響を受けにくい場所に描かれているので、いまでも消えずに残っています。
講談社の動く図鑑MOVE「世界の探検」より

あたらしい絵が次々と発見されているの?

2019年、山形大学の研究グループは、人やサルなどを描いた大小さまざまな143点のあらたな地上絵を発見しました。研究グループはAI(人工知能)も調査に活用していて、143点のうち1点の人型地上絵は、AIによって見つけられた初めての地上絵です。
ナスカ台地付近でミイラを作っていた!?

ナスカ台地付近では、しばしばミイラが発見されます。これらのミイラは、布に巻かれた状態で小部屋に安置され、食べ物などがお供えされていたことがわかっています。死後も、崇拝の対象になっていたのでしょう。

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