生息地に敵なし! 世界最大のトカゲvs.最大級の鳥 強いのはどっち?

巨大生物、危険生物……MOVEの「もし戦わば! 」シリーズ! 

危険生物とは?

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MOVEmini「危険生物」より
地球上には、たくさんの生きものがいて、なかには人間をおそって殺してしまうほど、危険なものもいます。しかし、危険生物たちは、わけもなく人間をおそっているのではありません。生きものがどうして危険な行動をとるのかを考えてみましょう。

危険生物もし戦わば! 「コモドオオトカゲ」vs.「ヒクイドリ」

どちらも生息地では敵なしですが、両者が戦うと、どうなるのでしょう

猛毒をもつ、世界最大のトカゲ

MOVEmini「危険生物」P20-21より
コモドオオトカゲ(オオトカゲ科)
■体長 2〜3m、70〜165kg
■生息地 インドネシアのコモド島、リンチャ島など
世界最大のトカゲです。だ液には獲物を弱らせる毒がふくまれていて、大きなスイギュウでもしとめて食べてしまいます。人間がおそわれることもあります。

頑丈なあしをもつ、世界最大級の鳥

MOVE mini「危険生物」P54より
ヒクイドリ(ヒクイドリ科)
■体長 1.3~1.7m、58kg
■生息地 ニューギニア島、オーストラリア
森林でくらす飛べない鳥で、人間の背丈ほどあります。あしがとてもがんじょうで、敵が近づくと強烈なキックを武器に戦います。

ギザギザの歯と毒vs.強烈なキックとするどいつめ 強いのはどっち!?

MOVE「 危険生物 新訂版」より
総評:ヒクイドリでも毒にはかなわない?

大きさや量さではコモドオオトカゲにおとるヒクイドリですが、自動車ほどのスピードで走るすばやさや、なにより、盾をかまえた人間をもキックでふきとばすほどの強力な脚力をそなえています。皮骨でおおわれたがんじょうな体がじまんのコモドオオトカゲでも、ヒクイドリのキックをうけてしまうとただではすみません。

場合によっては絶命する可能性もあります。しかし、それでも有利なのはコモドオオトカゲでしょう。コモドオオトカゲには、大きなスイギュウをも死にいたらしめる毒があります。ヒクイドリのキックをまともにうければ、コモドオオトカゲもたまらず逃げだすでしょう。

しかし、戦いのなかで、コモドオオトカゲがヒクイドリの体の一部をひとかみでもしていたら……。勝利の雄叫びをあげたヒクイドリは、やがて静かに横たわり、あとは死を待つしかありません……。

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