2023.12.04
鳥の鳴き声には文法があった! 鳥も言葉で会話しているってほんと?
MOVE「鳥 新訂版」より鳥のふしぎな生態に迫る!
巨大生物、危険生物……MOVEの「もし戦わば! 」シリーズ!
地球上には、たくさんの生きものがいて、なかには人間をおそって殺してしまうほど、危険なものもいます。しかし、危険生物たちは、わけもなく人間をおそっているのではありません。生きものがどうして危険な行動をとるのかを考えてみましょう。![]()
コモドオオトカゲ(オオトカゲ科)
■体長 2〜3m、70〜165kg
■生息地 インドネシアのコモド島、リンチャ島など![]()
ヒクイドリ(ヒクイドリ科)
■体長 1.3~1.7m、58kg
■生息地 ニューギニア島、オーストラリア![]()
総評:ヒクイドリでも毒にはかなわない?
大きさや量さではコモドオオトカゲにおとるヒクイドリですが、自動車ほどのスピードで走るすばやさや、なにより、盾をかまえた人間をもキックでふきとばすほどの強力な脚力をそなえています。皮骨でおおわれたがんじょうな体がじまんのコモドオオトカゲでも、ヒクイドリのキックをうけてしまうとただではすみません。
場合によっては絶命する可能性もあります。しかし、それでも有利なのはコモドオオトカゲでしょう。コモドオオトカゲには、大きなスイギュウをも死にいたらしめる毒があります。ヒクイドリのキックをまともにうければ、コモドオオトカゲもたまらず逃げだすでしょう。
しかし、戦いのなかで、コモドオオトカゲがヒクイドリの体の一部をひとかみでもしていたら……。勝利の雄叫びをあげたヒクイドリは、やがて静かに横たわり、あとは死を待つしかありません……。![]()