
「ヒグラシ」の起源は日本最古の歌集「万葉集」! 涼しげで儚い鳴き声のヒグラシとはどんな昆虫?
【ちょっとマニアな生きもののふしぎ】昆虫研究家・伊藤弥寿彦先生が見つけた生きもののふしぎ
2025.09.28
昆虫研究家:伊藤 弥寿彦
日本最古の歌集「万葉集」にも登場!

セミの声は種類によって様々ですが、アブラゼミやミンミンゼミ、クマゼミなどの鳴き声は、私たち日本人には、汗ばむ夏を感じさせる「暑くるしい音」に感じられるのではないでしょうか? ←この説には科学的根拠はありません(笑)。
セミのなかまを多数掲載!
インパクトのある生態写真が子どもの好奇心を刺激する!
MOVE「昆虫 新訂版」
ヒグラシの鳴き声はなぜか涼しげ
『ひぐらしは時と鳴けども片恋にたわや女我れは時わかず泣く』(第10巻:作者不明)
これを現代語訳すると「ヒグラシは時間を決めて鳴くけれど片思いに悩む女の私はいつもいつも泣いています」となります。正にヒグラシの生態が書かれているし、そして何とも物悲しいではありませんか!(再々笑)。