小鳥のヒナを見つけたらどうするべき? 都会暮らしのスズメの巣は超意外なところにある!
【ちょっとマニアな生きもののふしぎ】サイエンスライター・柴田佳秀先生が見つけた生きもののふしぎ
2024.05.06
サイエンスライター:柴田 佳秀
スズメの巣はどこにある?
スズメの巣ってこんなところにあるの!?
それは電柱です。電柱には変圧器などの電気に関係する部品がいろいろつけられていますが、それを取り付けるアームに穴があいていて、そこに巣を作っているんです。あと、電線に黒い箱みたいなものがついているのを見たことがありますか? これは端子かんと呼ばれる配線と配線を接続するためのカバーなのですが、これがちょうど巣箱みたいになっているので、この中にもスズメがよく巣を作っていますね。
小鳥のヒナが地面に落ちていたら?
これはスズメに限らないのですが、小鳥のヒナはほとんど飛べない状態で巣から出てしまいます。ときには地面におりていることもありますが、これは巣から落ちたのではなく、正常な巣立ちですから心配いりません。必ず親鳥が近くにいますので、けっして助けようとしないでください。
柴田 佳秀
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。