あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月11日」(2021年)。
トリガーが、ティガのようにマルチタイプ、パワータイプ、スカイタイプの3タイプを使い分けることや、「超古代」や「GUTS」という『ウルトラマンティガ』を連想させるキーワードがちりばめられているのも特徴だ。その理由の多くは、シリーズ終盤で明かされた。
地球星警護団の巫女・ユザレの力を覚醒させた、GUTS‐SELECTのシズマ ユナ。闇の巨人のひとりであるヒュドラムは、地球に眠る究極のエネルギー体・エタニティコアを手にいれるため、ユナをある怪獣に誘拐させようとする。
ヒュドラムがバリガイラーにユナの誘拐を依頼
そのころ、ユナはユザレの力を使ったことによる精神エネルギーの消耗により、3日間眠り続けていた。地球を守るためにも、ユナを闇の巨人たちに渡さないと決意するケンゴとヒジリ アキト。しかし、そのやりとりを見ていた宇宙のトレジャーハンター・イグニスは、「ユナは守られる一方の、か弱い存在じゃない」と言うのだった。
すると、街にバリガイラーが出現。電撃を放って暴れはじめた。敵はユザレ(=ユナ)を探していることに気づいたケンゴは、ウルトラマントリガーに変身して戦いを開始する。ヒュドラムから、ユザレの仲間にウルトラマントリガーがいることを聞いていたバリガイラー。トリガーから攻撃を受けると、その力を認めたのか、しこを踏み、相撲を取ろうとする。それを見たトリガーは、ウルトラマントリガー パワータイプにチェンジ。二体は見合って、ウルトラマンと怪獣の相撲対決がはじまるのだった。互いに、激しい張り手を繰り出すトリガーとバリガイラー。すると、トリガーはバリガイラーのまわしに手をかけ、バリガイラーを投げ飛ばす。