12月10日 帰ってきたウルトラマン 吸血鬼の正体は怪獣だった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月10日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月10日」(1971年)。
ウルトラマンジャックを襲うドラキュラス  ©円谷プロ
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1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し、復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

謎の吸血鬼事件を追うMATだったが、犯人と目されていた女性はすでに亡くなっていた。宇宙人が、死者の体を利用していたのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

吸血殺人事件が発生する

1971年12月10日は『帰ってきたウルトラマン』第36話「夜を蹴ちらせ」が放送された日です。怪電波を発する女を追跡、調査していたMAT。しかし、郷は女を見失ってしまう。一方、郷たちから逃れた女は、住宅街にある、とある家を訪れていた。その家に住む女性は、訪ねてきた女がこの夏に亡くなった、友人の鈴村みどりにそっくりなことに驚く。女は、自分がみどりの妹だと告げると、家に通された。しかし、その夜、女は自分を招き入れた女性を殺害。女性の血を吸うと空を飛んで逃げていった。

最近、謎の吸血鬼事件が頻発しており、今回で15件目だ。その情報はMATにも入り、郷は昨日の怪電波を発していた女と関係があると考える。すると、伊吹隊長が、警視庁の男性とともに入室。犯人が空を飛んでいる様子が目撃されたことから、この事件は宇宙人によるものと判断され、MATに協力が依頼された。現場付近のパトロールに出る郷たち。その後、郷は次郎少年から半年ほど前、高級別荘地の上空で円盤が目撃されたという情報を得る。

調査の結果、犯人と思われる女は、別荘地で知り合った人たちを次々と訪ねて、襲っているらしい。郷は、真犯人である宇宙人がすでに死んだ女性の体を操っていると考えた。そして、この半年間で、別荘地で亡くなった女性がいないか調査を開始。怪電波を発する女性を見逃してしまったことに責任を感じた郷と岸田隊員は、先発隊に志願する。すると、MAT唯一の女性隊員である丘隊員も、女性ばかりを狙う吸血鬼を相手に、自分が囮になれるかもしれないと志願した。
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