9月14日 ウルトラマンタロウ ムルロアの煙が地球を覆いタロウはウルトラの国へ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月14日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月14日」(1973年)。
ムルロアと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
すべての画像を見る(全5枚)
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

ある国が開発したトロン爆弾の影響で怪獣化したムルロアが、地球に襲来。タロウを倒したムルロアは、煙によって世界を闇に包む。タロウは地球を救うため、宇宙のあらゆる平和を作り出すと言われる「ウルトラベル」を求めて、ウルトラの国に帰還する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

スペースモスが地球に襲来

1973年9月14日は『ウルトラマンタロウ』第24話「これがウルトラの国だ!」が放送された日です。あるヨーロッパの国が、地球から遠く離れたムルロア星で「人類終末兵器」とも呼ばれるトロン爆弾の実験を行った。さらに、実験に反対していたフランスの宇宙船が、実験区域外で「スペースモス」という言葉を残し爆発してしまう事件が発生。光太郎は、この事件がトロン爆弾の実験と関連性があるのかもしれないと考えた。

その後、光太郎は下宿先である白鳥家の健一の友人でもある、4男2女の岩森家の兄弟と知り合う。6人は、ウルトラ兄弟になぞらえ、それぞれゾフィーやウルトラマンといったあだ名で呼ばれていた。岩森夫妻は、結婚以来はじめてとなる、夫婦ふたりだけの旅行に行こうとしていた。出発前、レコーダーに子どもたちへのメッセージを記録する夫妻。

しかし、ふたりの乗った旅客機は、謎の蛾の大群に襲われ、墜落してしまう。怪獣事件かどうかを調査しに、光太郎はコンドル1号で現場に向かう。しかし、その場に怪獣の出現した痕跡は見られず、帰還することに。すると、コンドル1号のキャノピーに、1匹の蛾が止まっていることに気づく。
次のページへ ムルロアの煙が空を包む!
23 件