11月2日 ULTRASEVEN X 地球に亡命してきたチャムダ星人の目的とは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」11月2日(2007年)

テレビマガジン編集部

その夜、最初にジンたちが面会した、酒屋で働くチャムダ星人が何者かに殺害された。2時間前に新たなエイリアンの地球への侵入が報告されていたため、エスはそのエイリアンが犯人なのではないかと考える。

さらに、別のチャムダ星人が働く中華料理屋でエイリアンが暴れているという情報が入り、ジンたちは急行。すでにチャムダ星人は殺害されており、遭遇した新たなエイリアン・ボーダ星人も逃走してしまう。そこに、ひとりのチャムダ星人が話しかけてきた。

チャムダ星は、同じアルファケンタウリ星系にあるボーダ星からの侵略を受け、身体能力で敵わないチャムダ星人は劣勢に立たされていた。ボーダ星人はチャムダ星人の守り神ともいえる「オリファム」という物体が弱点なのだが、ボーダ星人はオリファムを奪い遠く離れたこの地球に隠してしまったという。

実は、オリファムらしき物体は2ヵ月前に発見されており、現在は地殻変動科学調査機関に保管されていた。ジンたちはDEUSの許可を得て、そこにチャムダ星人を連れていくが、施設内でボーダ星人と遭遇してしまう。

ジンはチャムダ星人をケイたちに任せて、ボーダ星人を追跡しながらULTRASEVEN Xに変身し、人間大サイズのままボーダ星人と戦いを開始した。

一方、地殻変動科学調査機関の研究員は、オリファムらしき物体から発せられる電磁波を遮断して保管していた。チャムダ星人にその物体を見せたところ、予想どおりそれこそチャムダ星人の求めるオリファムだった。電磁波が遮断されていたため、チャムダ星人はオリファムを見つけられなかったのだ。

何かを唱えてオリファムの反応を得たチャムダ星人は、苦戦するSEVEN Xのもとに現れて、オリファムの光でボーダ星人を弱体化させる。SEVEN Xはその隙をつきワイドショットを発射してボーダ星人を撃破するのだった。
オリファムを手にし、母星に帰るチャムダ星人たち  ©2007円谷プロ/UXP
無事に凶悪な宇宙人は倒され、事件は解決。オリファムはチャムダ星人に託され、地球に亡命していたチャムダ星人は母星に帰還することになった。見送りに来たジンたちにお礼を言うチャムダ星人に向けて「早く戦争が終われば良いな」と言葉を掛けるケイに対し、チャムダ星人は「これで奴らを“殲滅”できます」とサラリと笑顔で答えるのだった。
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