
ガッツ星人が人類を救う!?
サトミの悲鳴を聞き、施設の深部に向かうカザモリは、そこで再びナツミと遭遇する。彼女たちは、「彼ら」のおかげで呼吸を止めても硫黄細菌で生きることができるようになったらしい。ナツミによると、地球は死の世紀を迎えており、生き残るのは「彼ら」に選ばれた人間だけだという。ナツミたちは、人間を攫って彼らに硫黄細菌を移植していたのだ。カザモリは人間大サイズのままウルトラセブンに変身。求職者たちを助けようとするが、そこに現れたガッツ星人(二代目)の攻撃を受け倒れてしまう。そんなセブンにナツミは、「人類を救うにはこの方法しかない」と言って、ガッツ星人(二代目)からのメッセージが記録されたディスクを渡したのだった。
かつて地球上で繁栄した恐竜。彼らを絶滅させたのは隕石のような外的要因ではなかった。「地球には、地球上の生物を絶滅させる周期がある」という、「マントルプリューム」という考えが存在する。数億年に一度、大きくマントルが沸き上がり地表が焼き尽くされる。仮にマグマからは逃れられても地球の植物は死滅し、地球の大気は火山性ガスに覆われてしまう。ガッツ星人(二代目)からの改造を受け、その環境に対応したものに変わらなければ、人類は滅びてしまうのだ。
次のマントルプリュームがいつ起きるのかは不明で、1億年後かもしれないし明日かもしれない。しかし、ガッツ星人(二代目)のディスクによると、それは10年以内に起きるという。目的が不明なガッツ星人(二代目)を受け入れ、人類の遺伝子を未来に残すか、自分たちで生きる道を見つけ出すのか。地球防衛軍の幹部たちは答えに迷うが、シラガネ隊長の一言が後押しとなり、ガッツ星人(二代目)の手は借りないことが決定。ウルトラ警備隊と地球防衛軍は施設への攻撃を開始した。

硫黄怪獣 サルファス

【ウルトラ怪獣事典】
硫黄怪獣 サルファス
全長/50メートル
体重/4万7000トン
ガッツ星人(二代目)により硫黄細菌を植え付けられ、凶暴化した怪獣。口から硫化水素ガスを吐き、全身から超高熱のマントルスチームを噴き出して攻撃する。
登場エピソード:『ウルトラセブン 誕生30周年記念3部作』第2話「地球より永遠に」(1998年7月5日発売)
脚本:武上純希/監督・特殊技術:神澤信一
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7月5日はガッツ星人が人類存続の道を示した日
ダンの姿に戻り、カプセルの中に保護していたカザモリを解放したダン。マントルプリュームの起こるXデーは明日かもしれないし、100年後かもしれない。その日のために、人類は人類として立派に生きてほしいと言葉をかけたのでした。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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