7月4日 ウルトラマンダイナ かつてティガを苦しめた怪獣ゴルザが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月4日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月4日」(1998年)。
ゴルザⅡと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

アスカに、怒りの感情をコントロールすることを教えようとするヒビキ・ゴウスケ隊長。そんななか、霧門岳で火山活動が活発化。かつてウルトラマンティガと戦った怪獣・ゴルザが復活する。さらに、そこにはヒビキ隊長がTPC隊員時代に交流をもったハルナという少女がいた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

霧門岳が噴火する

1998年7月4日は『ウルトラマンダイナ』第43話「あしなが隊長」が放送された日です。アスカに剣道の訓練をつけるヒビキ隊長。アスカは勝てないことが悔しく、怒りを露にして竹刀を構えるが、ヒビキ隊長はそれをいなし、怒りの感情をコントロールすることが大切なのだとアスカに説くのだった。その後、霧門岳が噴火。地中の巨大生物がマグマを集めて噴火活動を引き起こす。

霧門岳は休火山ではあったが、かつて怪獣・ゴルザ(強化)が出現した際に噴火が起きていた。スーパーGUTSは、巨大生物への対策をしつつ同時に消火活動を行うため、ネオドリルビームと地底タンク・ガッツディグを準備し現地に向かう。一方、霧門岳のふもとの町には怪獣災害で親を失った子どもたちの養護施設があった。年長者の少女は子どもたちを避難させるが、火山に興味を持った3人の少年たちがこっそり抜け出してしまう。

霧門岳に向かう道中、ヒビキ隊長は自分がTPCの隊員時にゴルザ(強化)と戦闘したことを思い出していた。避難場所にゴルザ(強化)が迫るなか、GUTSや前線で戦っている隊員たちに不甲斐なさを感じた当時のヒビキは、敵の注意を避難所から逸らすため独断で現場に向かう。しかし、それを止めようと追ってきた同僚がゴルザ(強化)の攻撃を受け命を落としてしまう。避難所に戻ったヒビキは自分の行動を後悔。膝をつき落胆していると、ハルナという少女が野花を差し出し、慰めようとしてくれた。しかし、ハルナは両親を失っていたのだ。親を亡くしたばかりにもかかわらず、自分を慰めてくれたハルナに対し、ヒビキはそれ以降「あしながおじさん」として毎年誕生日やクリスマスに手紙や本を送り、密かに彼女を見守っていたのだった。
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