あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月3日」(2007年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
暗黒四天王の巨大ヤプール、デスレムを無事に撃破したメビウスとGUYS。しかし、新たに暗黒四天王の豪将・グローザムが行動を開始した。アマガイ コノミ隊員とカザマ マリナ隊員はグローザムに氷漬けにされてしまったメビウスを救うために奮闘。そして、彼らを助けるためにモロボシ・ダン=ウルトラセブンも現れる。
グローザムが出現
テッペイは、敵が何か罠を仕掛けていると察しミライに戦わないよう訴える。しかし、テッペイはグローザムによる急激な温度変化が原因で体調を崩していた。遅れて合流したマリナとコノミにテッペイを任せ、ミライはウルトラマンメビウスに変身。人間大サイズから巨大化したグローザムと戦いを開始する。グローザムにメビュームシュートを命中させるメビウス。しかし、グローザムは体に穴が空いてもすぐに傷を修復してしまう。テッペイはファイヤーウインダムを召喚して攻撃。メビウスもメビウスバーニングブレイブに強化変身しメビュームバーストを繰り出すが、どの攻撃も通用しない。そして、メビウスはグローザムの攻撃を受け凍結させられてしまうのだった。
グローザムは人類にメビウスを倒したこと、いずれこの星に「皇帝」が降り立つことを宣言すると、姿をくらませた。必死に訴えかけても返事をしてくれないメビウスに、泣き出してしまうコノミ。そんな彼女の前に現れたのはモロボシ ダンだった。コノミを落ち着かせ、これまで地球に現れたウルトラヒーローも敵に敗れたことがあると語るダン。しかし、そんなウルトラヒーローたちの窮地を人間は何度も救ってきたと続ける。そして、メビウスはまだ生きており、救い出す方法が必ずあるとコノミを元気づけたのだった。