あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月9日」(1966年)。
伊豆淡島に巨大な猿のゴローが出現。ゴローは孤独な青年・五郎から餌をもらっていたが、五郎は餌を手に入れるために盗みを働いていた。ゴローは、餌や留置場に入れられた五郎を探して街に出てきてしまう。
巨大猿が出現
万城目と一平は、イーリヤン島に取材にいっている由利子からの手紙を読んでいた。すると、由利子の上司でもある毎日新報の関デスクがやってきて、ヘリコプターでの輸送を依頼。関デスクは伊豆淡島に巨大猿の取材にいくらしい。そのころ、現地では巨大猿がミルクを運ぶトラックを襲い、そのミルクを飲んでいた。現場に到着した万城目たちが、その様子を観察して写真に収めていると、五郎が現れ、巨大猿は五郎を掴んでしまう。
万城目たちは、地元の人にそのことを知らせようとすると、野猿観察研究所の男性たちと遭遇。彼らによると、五郎は巨大猿の育ての親らしい。五郎は幼いころに両親を亡くしており、「ゴロー」という名前の猿といっしょに生活していたのだ。