1月11日 ウルトラマンタロウ 怪獣は少年の描いたらくがき!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月11日(1974年)

テレビマガジン編集部

1974年1月11日は『ウルトラマンタロウ』第41話「母の願い 真冬の桜吹雪!」が放送された日です。地球から遠く離れた、大熊座の小宇宙「M81」が爆発を起こした。何かが起きる可能性を考慮し、警戒体制を整えるZAT。しかし、M81からきた何者かが、ZATの警戒をかいくぐり、ある街の大きな塀の中に身を隠した。

翌日、正博少年は、友人たちと塀に落書きをしていた。しかし、正博は絵があまり得意でなく、今年(1974年)は寅年ということで虎の絵を描くも、友人たちから「猫だ」とからかわれてしまう。すると、正博は塀にある大きな染みが、怪獣の形をしていることに気づき、チョークでそれをなぞって怪獣の絵を描きはじめた。そこに、パトロールをしていた光太郎と北島隊員が通りかかる。

「怪獣は絵のままのほうが良いな」と雑談する光太郎たち。しかし、そこに塀の持ち主である女性が現れ、正博たちを𠮟る。正博は、女性を「怪獣ママギラス」と言ってからかうと、逃げていったのだった。

正博の向かった先は、病院だった。彼の母親は大病を患っていて、入院している。病室からは、正博が落書きした塀が見えていた。正博は怪獣の絵を見てほしいとせがむが、母親は怪獣よりお花のほうが好きだと言う。そして、「大好きな桜の花も、来年はもう見られないだろう」と漏らす。正博は、母親を元気づけるために花屋にいくが、彼のお小遣いでは花は買えない。そこで、友人たちと協力し、塀に桜並木の絵を描きはじめるのだった。
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