ウルトラマンシリーズ60周年記念! ウルトラセブン=モロボシ・ダンを演じた森次晃嗣氏特別インタビュー

『ウルトラセブン』はこうして生まれた! モロボシ・ダンからのメッセージ!

テレビマガジン編集部

自らのカフェレストラン「JOLI CHAPEAU(ジョリー・シャポー)」で思い出を語る森次晃嗣氏。  PHOTO/講談社
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今年2026年、ウルトラマンシリーズがスタートしてから60年を迎えます。この長い年月にわたって高い人気を保ち続けているシリーズのなかでも、『ウルトラセブン』(1967年)は特にファンからの熱い応援が止まらない超人気作品です。

この『ウルトラセブン』の主役であるモロボシ・ダン(=ウルトラセブン)を演じた森次晃嗣氏に、2026年8月7日に発売予定の「テレビマガジン特別編集 ウルトラマンシリーズ60周年記念 全ウルトラマン記録大鑑」(講談社刊。税込み定価:1万6500円)を見ていただきながら、当時の思い出を語ってもらいました。

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『テレビマガジン特別編集 ウルトラマンシリーズ60周年記念 全ウルトラマン記録大鑑』

北海道から上京して憧れの新宿へ

学生時代の僕は、特に「俳優になりたい」という希望は持っていませんでした。「東京へ行けば何かが得られるかもしれない!」という感情だけで北海道から上京してきたんです。

初めて東京の街を見たときに思ったことは「人が多いだけで、そんなに凄いところじゃないな!」でしたね。でも、新宿にだけは拘りがあって、「池袋でも渋谷でも銀座でもない。僕がいる場所はここだ!」と強く思っていましたよ(笑)。

そんな感じでアルバイトをしながら生活していたのだけれど、勤め先に集ってくる“新劇”の研究生たちと話す機会が増えてきて“演技の勉強をして俳優を目指す人たちもいる”ということを知り、興味を持ち始めたんです。また、知り合いから「ファッションモデルをやってみないか?」と言われて始めてみましたが、「綺麗な洋服を着てポーズを付けるだけの仕事は向いていないな!」と思い、辞めちゃいました。

そんな折、関西テレビのディレクターと知り合って大阪へ移ることになり、その方に連れられて京都にあった各社の映画撮影所や現場で1年半の間、勉強の日々を送りました。この時に、日本電波映画制作で松竹配給の映画『柔旋風  怒濤の対決』(津崎公平役)や、宝塚映画製作所のテレビ映画『青春をぶっつけろ!』などに出演させていただきましたが、俳優業への憧れはまだありませんでしたね。

本格的に俳優の道に

新宿へ戻ってきて街を歩いていると、「歌手になりませんか?」とか「芸能界の仕事に興味はない?」と声を掛けられることが多くなったんです。それで「僕は目立つのかなぁ。だったら、俳優をやるのもいいかな!」と考えるようになって、電通が主催する俳優養成所「テレビタレントセンター」で半年間ほど演技レッスンをしながら東宝系や国際放映制作の作品に小さな役で出演していたんです。

その後、NAC(芸能事務所)に所属し、原田芳雄さん主演のテレビドラマ『天下の青年』で俳優として本格的な活動を開始しました。

『ウルトラセブン』の主役に!

ウルトラガンを持つモロボシ・ダン。スタイリッシュなウルトラ警備隊の制服が映える!  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『天下の青年』というのは学園ドラマで、僕は柔道部に所属する生徒としてレギュラー出演していたのですが、道場のセットへ何度も見学に来る男性がいましてね。その方は新野 悟さんという、円谷プロ・演技課のスタッフだったんです。ある時、新野さんが僕に「今、円谷プロでは『ウルトラマン』という特撮番組を制作しているんだけれど、次回作に予定している『レッドマン(仮)』(後の『ウルトラセブン』)の主人公を演じる俳優を探しています。君(森次)、やってみませんか?」と声を掛けられました。

20代だったこともあり、当時の僕は円谷プロの存在や『ウルトラマン』という作品を知らなかったのですが、円谷プロ本社へ行って、社長の円谷英二さんや文芸部の金城哲夫さんから面談を受けた直後、モロボシ・ダン役に決まりました。

その時、新野さんから「近くで『ウルトラマン』の撮影をやっているから、見てみない?」と誘われ、ロケ現場に行ったんですが、科学特捜隊のオレンジ色の隊員服を見た瞬間、「こんな派手な色の衣裳を着て演技をするのかなぁ」と思い、驚きましたね(笑)。でも、(主人公に)選ばれたんだから“どういう感じでいけばいいのか”と模索しながら、地球で活躍する宇宙人の青年/モロボシ・ダンのイメージを固めていきました。
『ウルトラセブン』の撮影が始まる!

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