
ウルトラマンシリーズ60周年記念! ウルトラセブン=モロボシ・ダンを演じた森次晃嗣氏特別インタビュー
『ウルトラセブン』はこうして生まれた! モロボシ・ダンからのメッセージ! (2/3) 1ページ目に戻る
2026.05.29
『ウルトラセブン』の撮影秘話
1週間ほどアンヌが登場しない場面の撮影をしている間、円谷プロは女優を探し続けて、ようやく東宝の菱見百合子(現・ひし美ゆり子)くんがアンヌ役に決まったんです。僕の撮影は、「宇宙人(ピット星人)の円盤が着陸した木曽谷」と設定された西湖での芝居(第3話)や、ひたすら箱根付近の線路(小田急線)を走る場面(第2話)あたりから始まりました。
そうそう、ウルトラ警備隊の隊員服はとても気に入りました。斬新なデザインだし、色もシックでいいでしょう?(キリヤマ)隊長役の中山昭二さんも「オレンジ色じゃなくて良かった。これなら街を堂々と歩けるな!」と喜んでいたのを覚えています。僕も隊員服姿でヘルメットを抱え、夜の新宿を歩く場面を撮影しましたね(第37話のラストシーン)。
周囲にいる一般の人には何も伝えていない状態で行った“隠し撮り”で、(鈴木俊継)監督から「森次さん、ここから出て、向こうへ歩いていってくれますか」とだけ告げられて演じましたが、意外と誰にも気づかれず、振り向かれたりもしませんでした。
難しくても子どもたちに受けた理由
例えば『盗まれたウルトラ・アイ』は、ダンの心にマゼラン星人 マヤへの複雑な感情が残ったまま終わるし、『ノンマルトの使者』も、どちらが本当の地球人だったのか、決着がついていない。最終回(『史上最大の侵略[後編]』)も、ダンは生死不明のままM78星雲へ帰っていく。とても難解だけれど、物語がしっかりしていれば、なんとなく子どもにも理解できるんですね。
しかし、『ウルトラセブン』が放送されたのは1967年だから、約60年前(2026年段階では59年前)でしょう? それが人気作品として評価され続けているんだから、びっくりですよ。当時の撮影スタッフは東宝で映画を撮っていた人が多く、同僚から「テレビの子ども番組を撮っているのか」と言われ、悔しい思いをしたようですが、いまだに多くのファンを魅了しているなんて、考えられないことです。






















































































