

強烈な雷撃を放つ厄災の鬼神ですが、一定の知能を持ち、ヘソの中に人質を閉じ込めて戦うといったずる賢さも見せています。
そのユーモラスな姿は近年のウルトラ怪獣のなかでも珍しく、「ネオメルヘン」を意識したという『ウルトラマンタロウ』のタロウの息子であるウルトラマンタイガが活躍する本作ならではの抜擢だったのかもしれません。
さらに『ウルトラマントリガー』では体色が青くなり、関西弁をしゃべる電撃獣人バリガイラーが登場し、俊敏策士ヒュドラムにだまされてトリガーと戦わされるというオマヌケぶりを披露しています。
銀河のお宝を奪い尽くすのが掟! 宇宙海賊参上!

一族全員が宇宙海賊であり、さらに兄弟が9999人いるとされ、久々に「初代」「二代目」といった称号をもつことになった宇宙人でもありました。
そもそも初めて地球に現れたときには宇宙ロボット キングジョーに乗っていたのですが、それも本来の持ち主であるペダン星人から奪ったものではないかといわれており、ウルトラマンゼットとのバトル時に使った武器もかつてさまざまなウルトラヒーローの旧敵が使っていたもののようでした。
さらに、人を操ることができる、さまざまなアイテムで巨大化できる、羽根が大きくなって空を飛べる、手のひらの模様で幻惑するなど、多種多様な秘策を持っており、侮れない強敵であることは間違いないようです。
『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』でウルトラマンシリーズを再チェック!
ウルトラマンシリーズを観るときのお供として、ウルトラヒストリーを振りかえるテキストとして、ぜひチェックしてみてください。

ウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」は『ウルトラマンR/B』『ウルトラマンタイガ』『ウルトラマンZ』をはじめ、ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』2024年12月7日より配信開始!https://m-78.jp/news/post-7299
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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