『ウルトラセブン』知っているようで知らない7つのひみつ

あの怪獣やあの宇宙人に秘められたビハインドストーリーとは?

テレビマガジン編集部

ひみつ4.ウルトラファンが考えた怪獣が2体いる

蛸怪獣ガイロスは、ノンマルトを守って戦います。  ©円谷プロ
『週刊少年マガジン』でおこなわれた「アイディア宇宙人コンテスト」では、読者から『ウルトラセブン』に登場する敵のオリジナルデザインを募集しました。

そこで金賞を受賞した「デイクロス・レイザ」は第41話「水中からの挑戦」のカッパ怪獣テペトとして登場、さらに銀賞を受賞した「ガイロス星人」も第42話「ノンマルトの使者」の蛸怪獣ガイロスとして登場して、ウルトラセブンと激闘を繰り広げました。

自分の考えた怪獣がテレビでウルトラセブンと戦うだなんて、ファンにとっては夢のようですね。

ひみつ5.アイスラッガーの「アイ」ってなに?

再生怪獣ギエロン星獣との熾烈な戦いに、アイスラッガーが終止符を打ちました。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
ウルトラセブンの必殺技として、エメリウム光線やワイドショットと並んで有名なのが、アイスラッガーでしょう。

頭から外した宇宙ブーメランをある時はウルトラ念力で操り、ある時は刀のように手に持って怪獣や宇宙人を斬る!

わかりやすくて爽快な必殺技として、空へ逃げていくメトロン星人を真っ二つに切り裂いたシーンなどは忘れられないでしょう。

ところで、アイスラッガーの「スラッガー」は「slugger」だとして、「アイ」ってなんでしょう。

実は、『ウルトラセブン』というタイトルが決まるまでには、『ウルトラ警備隊』『レッドマン』など、さまざまなタイトル案があったのですが、そのひとつに『ウルトラアイ』があったのです。

アイスラッガーの「アイ」はこの『ウルトラアイ』の「アイ」が由来だといわれています。

ひみつ6.モロボシ・ダンは運転手だった?

さまざまな武器や仕掛けを搭載したポインターは、少年たちのあこがれのスーパーカーでした。  ©円谷プロ
初期の設定では、モロボシ・ダンはウルトラ警備隊の準隊員で、ポインターの運転手になるはずでした。戦いの中でスキルを磨き、成長していくストーリーだったようです。

一説にはダン役の森次晃嗣さんがまだ運転免許を持っていなかったため、運転手ではなく、風来坊として現れたダンが第1話から正隊員になることになったんだとか。

ひみつ7.ウルトラセブンの名まえはどこから?

ウルトラセブンが地球から旅立つ日がきました。  ©円谷プロ
「ウルトラセブン」とは、モロボシ・ダンを加えて6人いるウルトラ警備隊の7人目の隊員という意味だといわれています。

しかしもとはといえば、円谷プロが企画していた別作品のタイトルだったのです。

その別作品とは、石器時代に暮らす原始人の家族7人の活躍を描いたコメディでした。

ちなみにその作品の検討用に作られた猿のスーツは、『戦え!マイティジャック』第16話の宇宙猿バッキーに転用されているので、作品中でその姿を見ることができます。

コメディ『ウルトラセブン』の雰囲気を感じ取れるかも!?

『ウルトラセブン 歌うウルトラアイ メガネケースBOOK』新登場

2023年5月24日に発売となる『講談社MOOK ウルトラセブン 歌うウルトラアイ メガネケースBOOK』(価格:税込み2860円)は、ウルトラアイならぬ、あなたのメガネを収納できるメガネケースです。

「歌う」というだけあって、主題歌の「セブン~セブン~」というイントロ19秒をはじめ、「デュワッ」という変身時の掛け声、ウルトラセブンへの変身音など、3つのオリジナル音声がフタを開けるたびに順番に流れるという、ファンにはたまらない仕様になっています。

クリアなフタにはウルトラアイをプリント。フタを開けるとオープニングでおなじみのシルエット。メインのボディはウルトラ警備隊の制服でおなじみのカラー。そしてフタの背面にはウルトラ警備隊のマークという、どこをとっても『ウルトラセブン』だらけ。

そしてさらに16ページながら、ウルトラセブン、ウルトラ警備隊、宇宙人&怪獣をギュギュッと濃縮したA4ムックを同梱しているという充実ぶりです。

部数も7777部というセブン尽くしでお届けします。
『講談社MOOK テレビマガジン特別編集 ウルトラセブン 歌うウルトラアイ メガネケースBOOK』価格:2860円(税込み)  ©円谷プロ
あなたのメガネも侵略者から守れ! メガネはついていません。単4形電池2本が必要です。  ©円谷プロ
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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。