『ウルトラマンネクサス』『マックス』ペドレオン・イフ 変革と原点

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第13回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、ウルトラマンシリーズ40周年を目前にした時期に、新たな設定を大胆に盛り込んだ『ウルトラマンネクサス』(2004年)、過去の人気怪獣の登場など原点回帰を図った『ウルトラマンマックス』(2005年)からブロブタイプビースト ペドレオンと究極生命体イフを紹介しましょう。

気色悪いまでにリアル! スペースビースト登場!

ブロブタイプビースト ペドレオン
スペースビースト(異生獣)とよばれる敵のもつ特徴を体現したモンスター!  ©円谷プロ PHOTO/講談社
ブロブタイプビースト ペドレオンは『ウルトラマンネクサス』第1話「夜襲-ナイトレイド-」から第4話「亜空間-メタフィールド-」に登場するスペースビーストです。

映画『ULTRAMAN』における新宿での厄災を起点にして、異生獣であるスペースビーストが出現、人間を捕食するという事件が発生します。

ペドレオンはゲル状の分体であるクライン、円盤状の飛翔体であるフリーゲン、複数のクラインが融合した最終形態グロースと変化して、さまざまな攻撃力や高い知能を持つに至ります。

「スペースビースト」は『ウルトラマンネクサス』の作品を通しての「相手(敵)」なのですが、最初の敵ペドレオンは、スペースビーストの特長「捕食」「知能」「異能力」などを申し分なく発揮する設定になっていました。

謎に満ちた完全生命体! 勝機はどこに?

「イフ」は「畏怖」にして「if」…。「完全生命体イフ」

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