一方、子どもたちを病院に送り届けたダンは、ひとりだけ不調を訴えなかったヒロシに疑問を持ち彼の自宅を訪れた。ヒロシが持っている石が地球外のものだと考えていたダンは地獄山に急行。地元の警察に協力を仰ぎ、ヒロシの捜索を開始した。
そのころ、ヒロシは地獄山に向かう道中で捜索隊の大人たちに見つかるも、謎の目が閃光を放つと大人たちはつぎつぎと倒れていく。その様子を見て怖くなったヒロシだったが、目は「約束を守れなければ、強い子にはなれない」とヒロシを諭すのだった。
目はヒロシに、地獄山から噴き出す硫黄と熱を石に与えるよう要求する。硫黄が立ち込める谷に石を投げ入れようとするヒロシ。しかし、そこにダンが到着。ヒロシを止めようとするが、もみ合いになるうちに石は谷底に落ちてしまった。すると、石は巨大な怪獣・アンノンに変貌する。
ウルトラ警備隊のウルトラホーク1号が到着するも、アンノンの攻撃を受けて戦闘不能に。ヒロシを連れて逃げようとした際に足を滑らせ意識を失っていたダンだったが、目を覚ましてウルトラセブンに変身。一方、キリヤマ隊長はアンノンに目的を問う。
アンノンは、自分たちの母星を攻撃してきた地球に報復することだと答える。アンノンは、サクラ9号が侵略目的で打ち上げられたものだと誤解していたのだ。キリヤマ隊長は、自分たちに侵略の意図がないことを説明するが、アンノンは信じてくれない。そこにウルトラセブンが登場。キリヤマ隊長たちに迫るアンノンを止めるため、攻撃を開始した。
セブンはストップ光線でアンノンの動きを封じるとキリヤマ隊長の言っていることは本当だと説明。セブンの言うことは信用できると判断したアンノンは戦いを止め、再び目の姿になるとセブンに見送られて地球を去ったのだった。