5月12日 ウルトラセブン 謎の空飛ぶ島でリッガーとアギラが激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月12日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月12日」(1968年)。
リッガーと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


地球に飛来した、島のような形をした小惑星。ダンたちは調査に向かうが、島に設置されている無人基地が発する電磁波により、島から脱出できなくなってしまう。さらに、島は巨大な爆弾であることが判明。その爆弾は、ダンたちを乗せたまま地球防衛軍極東基地を目指す。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

空飛ぶ島

1968年5月12日は『ウルトラセブン』第32話「散歩する惑星」が放送された日です。地球に未確認物体の飛来が観測された。それはアステロイドベルトから離脱した小惑星であると思われたが、警戒したキリヤマ隊長は念のため、ダン、フルハシ隊員、アマギ隊員をウルトラホーク1号でパトロールに向かわせる。

すると、ダンたちは空を飛ぶ物体と遭遇。それはまるで、島のような形をしていた。その物体から攻撃を受け、島に不時着したダンたちは探索を開始。この島が地球のものではないこと、なぜか本部との通信が不能になっていること、謎の建造物が存在することが判明した。

ダンたちは謎の建物に侵入。そこは無人基地であり、強力な電磁波を発していた。すると、突如基地の扉が閉まり、ダンたちは閉じ込められてしまう。一方そのころ、地球防衛軍極東基地では謎の電磁波によって基地のレーダーが使用不能になり、ウルトラホークをはじめとした、航空機も使用できないという現象に見舞われる。

ダンたちと連絡が取れなくなったキリヤマ隊長は、残った隊員たちとともに、ダンたちの捜索と小惑星の調査を行っていた。すると、小惑星の中にダンたちが乗っていたウルトラホーク1号を発見するが、電磁バリヤのため近づくことができない。さらに、小惑星が地球防衛軍基地に向かっていることに気づく。
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