あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月1日」(1966年)。
トラックがパゴスに襲撃され、運んでいた濃縮ウランが行方不明になってしまう。一方、少女ピー子は「さざめ竹の花」をみつける。この花と「虹の卵」がそろえば、どんな願いも叶うと言われていた。ピー子は、おばあちゃんの不自由な足を治すために「虹の卵」を探すのだが……。
パゴスが濃縮ウランを狙って出現!
山崩れは怪獣によるもので、山腹からパゴスが出現。運転手たちは脱出するも逃げきれず、崖から転落してしまう。そして、トラックも落下・炎上し濃縮ウランのカプセルは行方不明になった。
一方、少年少女たちが集まった「タンポポ団」を率いる少女ピー子が大好きなおばあちゃんのためにタケノコを探していると、仲間がさざめ竹の花を発見した。おばあちゃん曰く、「さざめ竹の花」と「虹の卵」がそろえば、どんな願いも叶うらしい。ピー子はおばあちゃんの不自由な足を治すため、虹の卵を探しに出かける。
そのころ、万城目、由利子、一平はヘリコプターから行方不明になったウラン輸送車のトラックを探していた。すると、山崩れの跡で生きていたトラックの運転手と助手を発見する。そして、助手の男は「金色の虹を見た」と話す。万城目は、数年前に北京に出現してウランの貯蔵庫を襲ったパゴスが金色の虹に見える分子構造破壊光線を吐くことから、パゴスがこの事件に関係していると考えた。