貝殻は超獣のうろこだった!
「ウルトラ6番目の弟」を自称する梅津ダン少年とともに、ユウジのもとを再び訪れた北斗。当初は友人たちも加わり、元気に遊んでいたユウジだったが、気がつくと彼は姿を消していた。
ユウジから「海の方から暖かい風が吹くと、貝殻が流れてくる」と聞いていたダン。北斗は貝殻が超獣と関係があると確信し、「これから超獣が出現する」とTACに連絡をとり、自身はボートでユウジの捜索に出る。すると、北斗とTACは海中から飛び出してきた超獣・カイテイガガンと遭遇。北斗は貝殻がカイテイガガンの鱗であることに気づく。
海に出て貝殻を回収しようとしていたユウジは、無事に救出された。「カイテイガガンの弱点を調べるために、貝殻の正体である鱗を提供してほしい」と頼む北斗。しかし、ユウジは鱗を川に捨ててしまう。帰り道で、ユウジの父親は死んだことを北斗が話したためだ。ユウジは大人が信用できなくなり、家の鍵をかけて中をめちゃくちゃに荒らしてしまう。しかし、亡き父親の船員服が目に入ると落ち着き、抱いていた怒りは悲しみに変わる。
その日以来、ユウジは家に引きこもってしまった。一方、カイテイガガンは海洋汚染に怒り、その原因を作る石油を狙うため、タンカーを襲っていることが判明。TACは囮のタンカーを出し、カイテイガガンを呼び寄せる作戦を決定する。TACはカイテイガガンを誘き寄せることに成功するが、タンカーが囮だと見抜かれ、カイテイガガンは陸に向かっていく。そんななか、ユウジは父親の船長帽を被り、鱗を取りにカイテイガガンに接近する。