あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月28日」(1972年)。
富士山麓のハイウェイで頻発していた交通事故は、パラゴンが見せる蜃気楼によるものだった。MATはパラゴンと戦おうとするが、パラゴンが発生させる蜃気楼に大苦戦。敵の居場所を誤認し、村を爆撃してしまう!?
謎の交通事故が多発する
地元の警官によると、この1ヵ月の間にこういった不思議な事故が10件も発生しているらしい。この情報はMATにも入り、郷が調査をすることに。郷は現地でMATの専用車両であるマットビハイクルを走らせていると、正面から車と遭遇。やはり正面衝突をしてしまう。郷はウルトラマンジャックの力で脱出。相手の運転手は入院する重傷を負うものの、無事だった。
相手のドライバーは、センターラインをはみ出して走っていたのは郷のほうだったと言う。郷はこの一連の事件が、ドライバーの運転ミスのせいではないと確信するのだった。その後、この奇妙な交通事故は、晴天の日にのみ発生しており、その日は必ず富士山に笠雲がかかっていたことも判明する。
郷は外に出ると、まさに今、富士山に笠雲がかかっていた。そして、視線を道路に移した瞬間、また新たな正面衝突事故が発生してしまう。郷は笠雲に向かってレーザーガンSP70を発射。すると、交通事故を引き起こしていた怪獣・パラゴンが富士山の頂に姿を現した。