5月8日 怪走するケムール人が『ウルトラQ』で人間を誘拐しまくる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月8日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送以来、ウルトラヒーロー同様に人気のウルトラ怪獣や宇宙人も多数登場してきた。中でもケムール人たちは、昭和・平成・令和すべての時代でウルトラマンシリーズに登場をはたしている。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月8日」(1966年)。ケムール人が初めてテレビ放送されたエピソード。
パトカーも追いつけないケムール人  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローは登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作で出現した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたしている。

人間が突然消える事件が多発。それは、若い体を求めるケムール人による誘拐だった。走り方が特徴的なケムール人が登場。サブタイトルにもなっている「
2020年」に放送された『ウルトラマンZ』第18話「2020年の再挑戦」は、本作の後日談とも思える内容で話題となった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

人間の消失事件が多発する

1966年5月8日は『ウルトラQ』第19話「2020年の挑戦」が放送された日です。レーダーが捉えた謎の飛行物体に自衛隊の戦闘機がスクランブル発進した。しかし、戦闘機は行方不明になってしまう。

天野二佐は、見えない飛行物体との衝突事故だと主張するが、それを信じるものはおらず、天野は解任されてしまう。同じころ、由利子は取材中に偶然、人間消滅事件を目撃するが、関デスクもまた彼女を信じようとはしなかった。

由利子と天野は、偶然にも同じタイミングで万城目に調査の協力を依頼。一平は一連の事件が、神田博士の著書『2020年の挑戦』に書かれていることと酷似していると言うが、万城目は信じようとしない。しかし、天野と飛行物体の出現地点へ向かった万城目は、セスナ機に出現した謎のゼリー状の液体に触れ、消えてしまう。

一方、由利子は偶然写真に写っていた液体が人間を消すことを突き止めるが、その液体に狙われてしまい、由利子の警護に宇田川という老刑事が派遣される。
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