あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月8日」(1966年)。ケムール人が初めてテレビ放送されたエピソード。
人間が突然消える事件が多発。それは、若い体を求めるケムール人による誘拐だった。走り方が特徴的なケムール人が登場。サブタイトルにもなっている「2020年」に放送された『ウルトラマンZ』第18話「2020年の再挑戦」は、本作の後日談とも思える内容で話題となった。
人間の消失事件が多発する
天野二佐は、見えない飛行物体との衝突事故だと主張するが、それを信じるものはおらず、天野は解任されてしまう。同じころ、由利子は取材中に偶然、人間消滅事件を目撃するが、関デスクもまた彼女を信じようとはしなかった。
由利子と天野は、偶然にも同じタイミングで万城目に調査の協力を依頼。一平は一連の事件が、神田博士の著書『2020年の挑戦』に書かれていることと酷似していると言うが、万城目は信じようとしない。しかし、天野と飛行物体の出現地点へ向かった万城目は、セスナ機に出現した謎のゼリー状の液体に触れ、消えてしまう。
一方、由利子は偶然写真に写っていた液体が人間を消すことを突き止めるが、その液体に狙われてしまい、由利子の警護に宇田川という老刑事が派遣される。