あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月11日」(1981年)。
ウルトラセブンを大好きなサッカー少年が、暴走族に重傷を負わされた。容体が急変、面会謝絶となった少年の生霊がウルトラセブンの人形に宿り、夜の街にセブンが出現する!
暴走族に襲われた直人少年
怒った直人は、ボールを蹴ってサターン党のメンバーを横転させる。逆上したリーダーは直人をバイクで轢いたうえ、とどめをさしてやると言うが、そこに猛が割って入ると、サターン党のメンバーは逃げていった。
病院に運び込まれた直人は、意識不明の重体だった。直人はウルトラセブンが大好きで、枕元にはサッカーの時にも持っていたセブンの人形が置かれていた。猛はサターン党を捕まえようとUGMに進言。オオヤマ一樹キャップは、それは警察の仕事だと言いつつ、猛が捜査できるように休暇を与えるのだった。
一方、モンキーズのライバルチームであるジャッキーズに所属するミノルは、自分の兄がモンキーズを襲撃し、直人に重傷を負わせたことに気づき、兄を問い詰めていた。弟の所属するジャッキーズを優勝させるためにやってやったと、へらへらと笑う兄にミノルは怒り、直人に謝れと泣きながら訴える。だが兄は不機嫌になり、バイクで去ってしまった。
そして、直人の願いがウルトラセブンの人形に託される。