9月12日 ウルトラマンZ グルジオライデンが流した涙にハルキは…

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月12日(2020年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月12日」(2020年)。
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グルジオライデンと戦うウルトラマンゼット ガンマフューチャー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
ニュージェネレーションウルトラマンシリーズ第8作の『ウルトラマンZ』は、ウルトラマンゼロの弟子を自称するウルトラマンゼットが、対怪獣ロボット部隊 ストレイジの隊員であるナツカワ ハルキと一体化。ウルトラメダルを駆使して、怪獣や宇宙人から市民を守るために戦いを繰り広げる。往年の作品に登場した怪獣セブンガーたちが、対怪獣ロボット「特空機」というストレイジの戦力として登場するのも特徴だ。

ついに特空機3号 キングジョー ストレイジカスタムが完成した。街に出現した2体のレッドキングを相手に戦うゼットとキングジョー ストレイジカスタム。ゼットは1体のレッドキングを撃破するが、レッドキングは自分たちの卵を守っていたことが判明。ただ、生まれてくる子どもを守ろうとしていた怪獣を倒したことにショックを受けたハルキは、戦意を失ってしまう。


そして、残ったレッドキングは卵とともに姿を消した。再び街に現れ、人を襲う可能性を残して……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

グルジオライデンが出現

2020年9月12日は『ウルトラマンZ』第12話「叫ぶ命」が放送された日です。卵を守っていたレッドキングを倒してしまったことに動揺し、自分の戦いに迷いが生まれたハルキ。そんな中、新たにグルジオライデンが出現。ストレイジは出撃し、ハルキもウルトラマンゼットに変身して戦いを開始する。

しかし、必殺技を撃ち込もうとした瞬間、ハルキの脳裏にレッドキングとの戦いがフラッシュバックし、ゼットは構えを解いてしまう。その隙をつき、グルジオライデンは反撃。背中の巨大な大砲でゼットを吹き飛ばすと、地中に逃げてしまった。

帰還したハルキたちは、グルジオライデンが防衛軍の監視下にあった怪獣だという説明を受ける。10年前、何者かに遺伝子操作され、生物兵器となったグルジオライデンは、冬眠状態で地球に飛来。防衛軍は、グルジオライデンを調査、研究し、その技術でストレイジの怪獣ロボットが開発されたという。しかし、グルジオライデンは突如覚醒。地上に出現したのだった。

怪獣を倒すことにためらいを感じはじめたハルキ。しかし、「レッドキングの卵が孵化し、餌を求めた子どもが街に出たらどうするのか?」というナカシマ ヨウコの問いに、ハルキは答えることができなかった。そして、「命を奪う責任を背負いたい」という、ヨウコの覚悟をハルキは知る。
次のページへ 迷いを断ち切りハルキは出撃するが…
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