9月11日 ウルトラマン ウランを求めてガボラが進撃する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月11日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月11日」(1966年)。
ガボラと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

嵐の去った宇浪里町(うなりまち)にガボラが出現。ウランを求めて進撃をはじめた。科学特捜隊は、ウランカプセルを餌にガボラの進路を変える作戦を開始する。

今回の『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」は、2022年公開の映画『シン・ウルトラマン』序盤でウルトラマンと戦った、敵性大型生物第8号 地底禍威獣「ガボラ」の元となった怪獣が登場するエピソードです。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

復興作業中の町にガボラが現れた

1966年9月11日は『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」が放送された日です。台風13号が宇浪里町を襲い、甚大な被害をもたらした。翌日、台風は去り、人々は復旧作業を行っていたが、そこに地中から怪獣・ガボラが出現する。

ガボラは宇浪里町を破壊したあと、隣の阿部町に向かって進みはじめていた。阿部町にはウラン貯蔵庫があり、ガボラはウランを求めているのだ。このままでは、一帯が放射能で汚染されてしまう。科学特捜隊は阿部町からガボラを遠ざける作戦を立てる。

科学特捜隊と防衛軍は、火炎放射でガボラの進路を変更させたが、ガボラが向かったのは山岳少年団がキャンプをしているバンガローのある方角だった。ハヤタは、ヘリコプターでウランカプセルを吊り下げ、ガボラを誘導する危険な作戦に出る。
次のページへ ガボラを誘導した先には少年がいた!
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