6月29日 ウルトラマンタロウ シェルターの歯にロケットが挟まった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月29日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月29日」(1973年)。
シェルターの口を開けたままにするために、口の中に鉄塔を突っ込むタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

宮崎近海でZATが演習で発射した水中ロケットが、シェルターの歯に挟まってしまう。ZATはロケットを抜こうとするが、誤って健康な歯を抜いてしまった。シェルターは激痛に涙を流しながら、街に出現し暴れはじめる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

シェルターの歯に水中ロケットが挟まる!

1973年6月29日は『ウルトラマンタロウ』第13話「怪獣の虫歯が痛い!」が放送された日です。南原隊員の故郷である九州で、演習を行っているZAT。宮崎の海岸に怪獣が出現したという想定で、攻撃目標として海中に水中ロケットが投下された。しかし運悪く、水中ロケットは、海中で魚を食べていた怪獣・シェルターの口に入ってしまう。さらに水中ロケットは、シェルターの歯と歯の間に挟まってしまった。

そのことを知らないZATは、水中ロケットの動きをレーダーで追い、上陸する地点で待機していたが、水中ロケットは進路を変更。さらに、上陸時間も大幅に遅くなることが観測された。一方、シェルターは挟まった水中ロケットを抜こうともがくが、なかなか取れない。ついに地上に出現してしまう。

水中ロケットが上陸すると思っていたら、怪獣が出現したことに驚くZAT。しかし、シェルターが地面に口をこすりつけているのを見て、シェルターの歯に水中ロケットが挟まっていることを確認する。
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