そんな大人気のパンダを、よりによって盗もうとした宇宙人がいる。今回取り上げるのは「1月5日」(1973年)。
『ウルトラマンA』がテレビ放送中の11月5日には、日本で初めてジャイアントパンダのカンカンとランランの一般公開が上野動物園で開始。パンダの愛らしい姿をひと目見ようと、大行列ができました。これは、そんなパンダに熱狂していた時代に放送されたお話。
パンダのグッズが盗まれる!?
ダンとモトコのもとにTACのパトロールカー、タックパンサーに乗った星司が通りかかり、家まで送ろうとする。そこにパンダグッズを盗んで逃走する男と、それを追う店主も走ってきた。捕まえてくれと頼まれた星司は、車に乗り込んでいたモトコを車からおろし、逃亡犯の追跡を開始するのだった。
しかし、時速60キロ以上のスピードを出して逃げる男には、追いつけない。星司は男が人間でないことを確信し、必ず捕まえると決心するが、倉庫街で見失ってしまう。星司はTACの基地に戻り、仲間たちに男のことを話すが、「宇宙人がパンダを盗んだとでも言うのかしら」と、とりあってもらえなかった。
そしてその夜、ダンは家の庭で本物のパンダを目撃するのだった。