2月21日 宇宙線が生み出した吸血生物VS.ウルトラマンダイナ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月21日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月21日」(1998年)。
マリキュラと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
すべての画像を見る(全6枚)
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

湖で発見された青いマリモのような生命体。それは、宇宙線によって突然変異した小型吸血生物であり、合体してマリキュラになるのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

青いマリモを発見!

1998年2月21日は、『ウルトラマンダイナ』第24話「湖の吸血鬼」が放送された日。休暇を利用して束良湖に釣りに来たナカジマ隊員。そこで、空から湖に光が落下するところを目撃する。司令室にいるヒビキ・ゴウスケ隊長に報告するが、調査の結果はとくに異常がなかった。翌日、ナカジマ隊員は湖で死んだ大量の魚と、マリモのような外見の青い生物を発見する。

ナカジマ隊員の報告により、地球平和連合TPCの生物工学班が到着。現地に仮設テントを張り、調査が開始された。調査に参加したナカジマ隊員は、死んだ魚には血液が残っていないことに気づく。さらに、水槽に移した青いマリモを観察していると、青いマリモは一瞬ヒトデのような形に割れて開き、おぞましい姿を見せた。

ナカジマ隊員が報告するも、青いマリモはすぐに元の姿に戻ってしまったため、研究員たちはそれを信じない。付近一帯の封鎖を提案するが、それも聞き入れられなかった。

しかし、その青いマリモは少しずつ増殖して転がり、密かに地上に侵攻しはじめる……。
次のページへ 青いマリモが牙を剝く!
23 件