2月6日 ウルトラマンガイア対パズズ 少年が希望を取り戻す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月6日(1999年)

テレビマガジン編集部

1977年に地球外生命体へのメッセージを搭載して打ち上げられたボイジャー1号と2号。太陽系の惑星観測に新たな発見と功績を残した後、恒星間の宇宙空間を飛行中です。

今回取り上げるのは「2月6日」(1999年)。根源的破滅招来体の脅威に負けず、ボイジャーに託された夢を継いでいこうとする少年がいました。
パズズと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。当初は対立した、海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

突然、雷雲が現れ、そこから宇宙雷獣 パズズが出現する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

宇宙を見ることを止めた少年

1999年2月6日は『ウルトラマンガイア』第22話「石の翼」が放送された日。対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.の千葉辰巳参謀は、東京での各国首脳会議に参加していた。いまだ根源的破滅招来体の全容が解明できないG.U.A.R.D.に不満を持つ国は多い。千葉参謀は「だれもが未来の見えない不安を抱えている」と考え、各国の要人をひとりひとり説得していたのだ。

そんな忙しい合間をぬい、同じ宇宙好きである甥の弘希に、新しい天体望遠鏡をプレゼントするため、妹の家を訪れた。3年前に初めて天体望遠鏡をプレゼントされ、星を見ながら無人探査機ボイジャーの話を千葉参謀から聞いた弘希は、望遠鏡に「ボイジャー1号」と名前をつけていた。

しかし、成長した弘希は宇宙(そら)から来るのは恐ろしい根源的破滅招来体ばかりだと感じ、宇宙を見るのを止めてしまう。そして、望遠鏡のボイジャー1号を、大昔に宇宙から落ちてきたという言い伝えのある不思議な石、「石の翼」のある丘に埋めてしまっていた。
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